【ダウンスイング~インパクト】
"張りながら落とす”で前傾角度をキープする

シャドースイングをしてみると「お尻」を動かす範囲はあまり大きくないことがよくわかる。遠心力がかかっても動きすぎないために"落とす”意識で拮抗させることが重要だ
「クラブスピードを上げ、インパクトで強くボールを叩くためには、お尻を"張る"だけでなく、下に“落とす”意識が重要です」と濱野。お尻を落とすことで、張力をさらにプラスし、クラブスピードを上げるときの遠心力に拮抗、体が起き上がるのを防ぐ。
この遠心力との「拮抗」は、精度を保ちながら飛距離を伸ばす秘けつにもなる。お尻を落とす意識でも前傾角度をキープできない場合は、リキみすぎている証拠。7、8割の力でスイングすることを心がけよう。

クラブの遠心力は想像以上に強い。お尻を"張る"意識だけだと体は起き上がってしまう
体がつまってフック

お尻を内側に絞ってしまうと、体が伸び上がってスムーズな回転ができない(左)。フェースだけが強く返りすぎることもあり、フックが出てしまう(右)
振り遅れてスライス

お尻の右側の張りをキープできないと、右足がめくれ上がってしまい振り遅れる。フェースが開いたままボールに当たってしまうため打球はスライスする
【フォロー~フィニッシュ】
フィニッシュまで”張り感”キープでショットの成功率が大きく上がる

フィニッシュまでお尻の張りをキープできると、左足は地面を力強く蹴っても軸ブレを防げる。右足はインパクト後も球を押し込み続けることができる
ボールを打ったあとは打球の行方が気になりスイングから意識が飛びがちだが、フィニッシュまでお尻を”張り続ける”意識が大切。インパクトまでお尻を正しく使えれば、よいフィニッシュがとれる。
「ボールを打ったあとのスイングもショットに影響します」と濱野がいうように、よいフィニッシュを心がけることはインパクト前のスイングにもよい影響を与えるので、その心がけがないとミスショットが出てしまう。アドレスからフィニッシュまでお尻の動きに100%集中するのが、シンプルにスイングを改造すある近道で、ナイスショットの確率も上げてくれる。
右足を早くめくらない

「この時点で足がめくれるのは、ボールを打つ前からお尻の“張り”が抜けているからです」(濱野)
フィニッシュ=スイングの"通信簿"

フィニッシュを見れば結果がわかる。「ナイスショットしたときのフィニッシュは必ずきれいです!」と濱野。最後まで体(お尻)の動きに集中しよう
いかがでしたか? お尻をうまくつかって飛距離を伸ばしていきましょう!

濱野希
●はまの・のぞみ/1994年生まれ。栃木県出身。容姿や指導力、人柄のよさから多くの生徒に慕われる人気コーチ。山梨県の「IKIGAI GOLF Academy」を中心に全国的にレッスンを行なう。現在、LPGAティーチングライセンスA級を取得中。
構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=東松苑ゴルフ倶楽部
