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【バイタルエリアの仕事人】vol.61 石橋瀬凪|「すごく遠い目標だったけど…」湘南の逸材が示すロス五輪への決意。ドリブルだけじゃない――目ざすのは“何でもできる”選手

【バイタルエリアの仕事人】vol.61 石橋瀬凪|「すごく遠い目標だったけど…」湘南の逸材が示すロス五輪への決意。ドリブルだけじゃない――目ざすのは“何でもできる”選手


 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第61回は、湘南ベルマーレのMF石橋瀬凪だ。

 昨シーズン、神戸弘陵高から湘南に加入。プロ1年目は主に左ウイングバックを務め、5月から出番を得始めると、得意のドリブルで攻撃を活性化してJ1で10試合に出場。その活躍が認められて10月には、2028年のロサンゼルス・オリンピックを目ざすU-22日本代表に飛び級で招集された。

 今年1月のU-23アジアカップでは4試合に出場し、鋭い仕掛けでU-23日本代表のアジア制覇に貢献。成長著しい“ネクスト三笘”とも称される逸材にとって、バイタルエリアはどのような場所なのか。ロス五輪への思いとともに語ってもらった。

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 バイタルエリアは自分にとって一番得意な場所。ドリブルで仕掛けられる位置ですし、そのエリアでプレーするのが楽しいです。

 いろんな崩し方はありますが、僕は仕掛けるのが好き。サッカーの動画もよく見るのですが、一番はドリブルを駆使してひとりで崩す選手がかっこいいと思っています。もちろん、バイタルエリアではボールを取られることもあるんですけど、チャレンジし続けなければ、自分がピッチにいる意味がないと思ってプレーしています。

 最近は三笘(薫)選手の動画をよく見ますが、昔はネイマールが好きでした。あの遊び感覚のドリブルがかっこいいなと。三笘選手はドリブルの緩急や仕掛けるタイミングをよく参考にさせてもらっています。

 ドリブルが得意なので、プロ1年目から「ネクスト三笘」という記事を書かれたりもしましたが、憧れの存在なので嬉しかったですね。

 チームでは左右のサイドでプレーすることがありますが、ドリブルをする時は右足で持つことが多いので、右サイドではカットインしにくい部分があります。それを考えると、左サイドのほうが得意です。
 
 仕掛けるときの判断は、完全に1対1なら、もう迷わず仕掛けます。2対1になったら、僕がよく使うのは、相手2人の間のスペースをワンツーで打開する形です。チェックに来ている枚数を見つつ、選択するようにしています。

 相手が守備ブロックを固めてくるシーンでは、抜かずに早めにクロスを上げる判断も心がけています。まずはクロスを狙ってみて、クロスに食いついてきたら、自分は切り返しも使えるので。相手が守りを固めている時は、臨機応変にプレーしています。
 
「バイタルエリアで違いを作れる選手とは?」と訊くと、石橋の答えは意外にも多角的だった。

 構えている相手の枚数を見て選択を変える。ドリブルだけではなく、スルーパスなど、いろんなことができる器用な選手が理想だと語る19歳は、すでに戦術的な成熟を見せていた。

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 僕はドリブルも好きなんですけど、結構パスやワンツーで崩すのも好きです。相手の枚数を見てから仕掛けることもできるし、ドリブルだけがすべてじゃないと思うんです。

 スルーパスなど、いろんなことができる選手のほうが、守備者にとって対応が難しい。ドリブルだけなら相手にとっては止めやすい。ドリブルもするし、タイミングを変えてパスもできる選手が、一番やっていて怖いし、見ていても本当に楽しく、ワクワクする選手なので。そういった“何でもできる”選手が理想です。
 
 中央にドリブルで持ち込むプレーをするのも効果的です。まずは相手の立ち位置を見て、距離があったらどんどんペナルティエリアに入っていきたい。目の前の相手との距離を見てカットインしていくのが重要なんです。

 ただ最後のシュートについては、以前から質が課題でした。プロになって2年目となり、周りの選手からは「パンチが出てきたね」と言ってもらえるんですが、自分では「そうかな?」という感じで、実感はないですね。

 でも、この前のU-23アジアカップのシリア戦では、コントロールシュートを決めることができた。いつもならたぶん、あのゴールもふかしたりしていたと思うんですけど、決め切れたので、そこは一歩成長かなと思います。
 
 U-23日本代表の一員として挑んだ、今年1月のU-23アジアカップは、石橋にとって大きな転換点となった。

 外国人選手相手にも自分のドリブルが通用すると実感。世界での経験は自身のキャリアにおいて重要で、ロス五輪への道筋が現実的に見えてきた瞬間でもあった。

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 U-23アジアカップでは、特にシリアや中東のチームを相手にした時も、自分がフリーで受けたら、外国人の選手が相手でもドリブル突破ができた。そこは大きな自信になりました。

 本当に調子良い時は、相手選手のスピードが遅く感じたり、「これは抜けるな」という感覚になるんです。ちょっとミスをしても、簡単に相手を抜ける。アジアカップでも武器のドリブルが通用したのは良かったです。
 
 U-23日本代表では攻撃的なウイング、湘南では守備のタスクが増えるウイングバックを務めることが多いですが、僕はどちらかというと前で受けたいタイプなので、ウイングのほうがやりやすい。ウイングバックだと少し位置が低く、仕掛けるリスクを感じるので、ウイングのほうが得意ですね。

 アジアカップでさらにオリンピックへの意識が高まりましたが、この大舞台については、高校の時は特に何も考えていなかった。高校時代に代表には1度だけ入りましたが、そんなに意識はしていなかったんです。

 去年からは何回か呼ばれるようになって、直近のアジアカップのメンバーにも選ばれた。オリンピックはずっと、すごく遠い目標だったんですけど、どんどん近づいてきているなと今感じています。

 オリンピックは日本中が応援する大会。僕もそうですし、家族もメンバーに絶対選ばれてほしいと言ってくれる。オリンピックが一番近い目標になりました。

※後編に続く。次回は2月28日に公開予定です。

取材・構成●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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