2025年のMotoGP王者であるマルク・マルケス(ドゥカティ)だが、2026年シーズンは昨年負った負傷によって万全の状態でスタートすることができていないと認めた。
マルケスは昨年、チャンピオンとなった直後のインドネシアGPで鎖骨を骨折。その結果、シーズン終盤戦全てを欠場しなくてはならなかった。
バレンシアテストも欠場し、オフシーズンのトレーニングも制限されたマルケスは、2月のセパンテストで久しぶりにMotoGPマシンに復帰。しかしテストを通じてマルケスは自分のコンディションについて、いつ完全な状態に戻れるのか、そして自分の今の限界がどこにあるのかが分からないと語っていた。
そういった身体的な状況はマシンのパッケージ選択にも影響を及ぼしている。マルケスは今年の開幕仕様では、負担の少ない2024年型のエアロパッケージを選んだと明かした。
「正直に言えば、2024年のエアロダイナミクスでスタートすることになる。昨年は2025年仕様でシーズンを終えたが、選択のすべてに理由があるんだ」と、マルケスはDAZNスペインに語った。
「今シーズン中に2025年仕様を使わないと言っているわけじゃない。でも、今のところは2024年仕様のエアロのほうが、僕の走りにとっては少し役に立つんだ」
「今の僕は、昨年ほどの力が備わっていない。だからもう少し曲がりやすく、より理想的なラインを通っていけて、昨年ほどムリをしないでいいバイクが必要なんだ」
マルケスはまた、今回の負傷が当初考えられていた以上に深刻で、回復までの時間が長引いていることを改めて強調した。
「自分の100%がどこなのか分からないけど、少しずつ良くなっている。まだ改善の余地はあると感じられるんだ」
「インドネシアでの怪我は、明らかに笑い事ではなかった。最初はすぐ治ってバレンシアに行けると思っていたけど、すぐに厳しい冬になると言われた。今もこの怪我から、100%を探し求めている状況だ」
なおマルケスは先週行なわれたブリーラムテストでは胃腸炎を患ってしまうアクシデントも経験した。とはいえ、テストではアプリリア陣営に次ぐ、ドゥカティ最上位の3番手タイムをマークしている。
「今は元気になっているよ」と、マルケスは言う。
「薬で治療して胃腸炎は治まった。ただ、その後は体が空っぽになったような感じで、テスト中に回復するのは不可能だった。しかし昨日、水曜日(26日)にはもう元気になっていた」

