今日からできる、やさしい漢方的セルフケア

ここでは、忙しい日常でも続けられる、無理のないやさしいセルフケアをご紹介します。
大切なのは、「頑張りすぎない」「心身をいたわる」ことです。
まずは“冷やさない”を意識
からだの冷えは、血流を滞らせ、ストレス反応を強め、ホルモンや自律神経の働きを妨げる要因になります。からだが温まると血流が改善し、自律神経のバランスも整いやすくなります。
これは膣の潤滑反応にもプラスに働く可能性が高いです。
とくにおなかや腰、足首は冷やさないようにしましょう。
からだを冷やさないためには、日常的にからだを温める工夫が必要です。
「腹巻きやレッグウォーマーを活用する」
「ぬるめのお風呂でゆっくりからだを温める」
「冷たい飲み物を控えて温かい飲み物(白湯やノンカフェインの温かいお茶など)を取り入れる」
「適度な運動やストレッチをする」などを意識してみてください。
毎日忙しいと、入浴もシャワーで済ませがちですが、38〜40℃ほどのお湯に15分程度浸かる習慣をつけるのがおすすめです。
また、筋肉量が落ちると血流が滞りやすくなります。
30分程度のウォーキングやお風呂上がりのストレッチなどを取り入れて、からだが凝り固まらない習慣を身につけるのもひとつの手段です。
からだを動かすことは自律神経を整えるのにも役立つので、心理的なケアとしても効果が期待できるでしょう。
夜は“頑張らないスイッチオフ時間”
忙しい日々のなかでは、からだと心が常に緊張している状態になりがちです。濡れにくさを感じるとき、自律神経が交感神経優位になっている可能性があります。
寝る前にあえて「何もしない時間」を作ることは、からだがリラックス状態に入るためのいいセルフケアになります。
「スマホやSNSをオフにする」「照明を少し暗くする」「ゆったりした深呼吸をする」など、からだと心をオフに切り替える時間を意識してみましょう。
副交感神経が優位になることで血流やホルモンの働きが整いやすくなり、からだ全体の“巡り”にもポジティブな影響が期待できるでしょう。
3-3.漢方薬で内側からのケアもひとつの選択肢 「濡れにくい」と感じるときには、上記の方法に加えて漢方薬の服用もおすすめです。
漢方薬は、からだ全体のバランスを整えることを重視したもの。
巡りを整えることは、濡れにくさだけでなく、肌の調子や睡眠の質、気分の安定にもつながるため、女性の不調ケアの土台になる考え方です。
漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。
決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。
具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- 血行をよくしてからだを温める
- ホルモンバランスや自律神経の乱れを整えてストレスを緩和する
<おすすめの漢方薬>
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
「血」と「水」の巡りをよくして、冷えやむくみを改善しながら婦人科系の機能を高めます。貧血気味でむくみがあり、からだが疲れやすい人におすすめです。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った「血」の巡りを解消して熱の偏りをなくし、下半身の冷えや冷えのぼせを改善します。体格がしっかりしており、冷えのぼせがあって肩こりや生理痛がひどい人におすすめです。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
「気」と「血」の巡りを改善し、自律神経の乱れによる心身の不調を整えます。胸の張りやイライラなど、月経に伴って症状があらわれる人におすすめです。
<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。
しかも、お手頃な価格の漢方薬を自宅まで郵送してもらえますよ。
ゆっくり整えてからだと心の準備をしよう
濡れにくいという悩みは、決してあなたのせいではありません。それは体調やホルモン、ストレスや疲労、血流・巡りのバランスといったからだの状態が絡み合って起こることが多いものです。
今回ご紹介した方法を無理なく日常に取り入れることで、自分自身のからだと心を大切にしながら、より快適で自然な性の時間を過ごせるでしょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
