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楽天ドラ1投手・森雄大→28歳で戦力外。早朝2:50起き、魚市場で“マグロ競り”する現在

楽天ドラ1投手・森雄大→28歳で戦力外。早朝2:50起き、魚市場で“マグロ競り”する現在

引退3日後「寿司の仕入れ人」に。何があった?

「現役生活には限界を感じていましたし、プロ以外の場所で野球を続けるイメージも湧きませんでした。すでに仕事の話もいくつかいただいていたので、野球を辞めてから次を考えようと思っていました」

通告を受けた翌日、森さんはお世話になった方々に「引退します」と電話で報告。楽天球団からのコーチや営業のオファーなど、引退後の選択肢はいくつかありました。周囲の人が温かく労いの言葉をかけてくれる中、廻鮮寿司塩釜港の立花社長(元楽天野球団の社長であり、森さんのドラフトのクジを引いた人物)だけは、少し違う反応を示したと言います。

「皆さん『お疲れさん、大変だったな』『次が決まったら教えてくれ』と労いの言葉をかけてくださいました。でも、立花社長だけは違った。開口一番、『お前、次の仕事どうすんの?』と踏み込んで聞いてくれたんです」

正直に「いくつかお話をいただいています」と伝えると、立花社長はこう切り出します。

「どの道を選んでも良い。でも、この仕事は面白いぞ。俺もお前にオファーするから、あとは自分で考えて連絡してこい」

立花社長のスタンスに、心を動かされた森さん。一晩考えた末に立花社長からのオファーを受け入れる決断を下しました。

「メリット・デメリットを考え始めたら決断できない。だから最後は『面白そう』という直感で決めました。魚のことは何も知らなかったけれど、まずはやってみようと」

翌朝、立花社長に電話をすると話はとんとん拍子に進み、その翌日から出勤することに。森さんの新しい人生が始まったのです。

楽天ドラ1投手・森雄大→28歳で戦力外。早朝2:50起き、魚市場で“マグロ競り”する現在
転職後、森さんを住み込みで受け入れ、今も魚の目利きを教えている鎌田会長と晩酌。

まったく違う世界に飛び込んでから3年。はじめてのことばかりで戸惑いもありましたが、今、森さんは自らの目利きによってマグロを買えるようになりました。「会長のように目利きができるようになる」のが目標の一つとしつつ、何より、プロ野球選手時代にもお世話になった宮城に恩返しがしたいと語ります。

「プロ野球選手として過ごした10年間、たくさんの方にお世話になったこの宮城で、まずはしっかり頑張りたいんです。ここが、ぼくの第二の故郷ですから」

正解は「見つける」ものではなく「自分でつくる」もの

森さんに、はたらくモヤモヤを抱える若者へ、自分らしく楽しくはたらくためのアドバイスを伺いました。

「死ぬほどつらければ辞めても良いと思います。でも、『ちょっときついな』と思うところで少しずつ耐えてみる。耐えるからこそ分かることもあるし、だから『もうちょっと頑張ろう』と思える瞬間も来る。そうやって向き合い続けることで、見えてくるものがあると思います」

プロ野球でも、今の仕事でも、目の前の状況に真摯に向き合い続けることの大切さを実感してきた森さん。最後に、「はたらく」ことの意味について、こう語ります。

「“好き”を理由にこのセカンドキャリアを選んだわけではありません。魚のことなんて何も知らなかった。でも、自分で選んだ道だから、その選択を正解にできるように頑張りたいし、頑張らなきゃいけないと思っています」

楽天ドラ1投手・森雄大→28歳で戦力外。早朝2:50起き、魚市場で“マグロ競り”する現在

「自分が『この道を選んで良かった』と思えたら、それが正解だと思うんです。誰かのせいにしたくない。戦力外になったのも、怪我をしたのも、今の仕事を選んだのも、全部自分自身。だから自分の力で、それを正解にしたい。それだけですね」

※今回お伝えし切れなかったフルバージョンの動画はYouTube『スタジオパーソル』にて公開中

(「スタジオパーソル」 編集部/文:間宮まさかず 編集:いしかわゆき、おのまり)

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