女子テニス元世界ランキング1位の大坂なおみ(現16位)が香港の著名ファッション誌『Hypebeast』のインタビューに回答。その中で男女を通じて史上最多タイの四大大会24勝を挙げている男子元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/38歳/現3位)のフィットネスへの取り組みを称賛した。
3歳でテニスを始め、15歳だった2013年にプロに転向した大坂は、自身のツアー初参戦から今日に至るまで、「テニスが大きく変化している」ことを実感していると語る。とりわけ共に元世界1位のウィリアムズ姉妹(セレナとビーナス)にはプレー面で刺激を受けたそうで、「競技の常識を大きく変えた」両者と対戦できたことは幸運だったと明かした。
また大坂は“憧れの女子選手”について、11年全仏オープンでアジア人選手初の四大大会シングルス優勝者となった元2位のリー・ナ(中国/14年引退)、08年北京五輪女子シングルスで金メダルを獲得した元3位のエレナ・デメンティエワ(ロシア/10年引退)、ツアー15勝を挙げた元1位のエレナ・ヤンコビッチ(セルビア/17年引退)を挙げる。続けて3名の現役時代と今を比較した上で、次のように語った。
「全ての選手がみんな以前よりも力強く、スピーディーなテニスを展開している。そして、選手たちがスポーツ自体により真剣に取り組むようになったと感じる。一方で私たちよりも前の時代は、本来は徹底すべきことをやらなくても通用した時代もあったと思う」
大坂が指摘する“本来徹底すべきこと”の中には、「自分の身体と向き合い、フィットネスを深く理解する姿勢」が含まれている。その象徴が、抜群の柔軟性を誇り、キャリアを通じて負傷による長期離脱がほとんどないジョコビッチにほかならない。
「自分の身体を理解し、回復のために努力することの重要性を示してくれた彼は本当に素晴らしい選手。この前の全豪オープン(四大大会)でも決勝まで進んだし、未だに現役で戦い続け、変わらず勝利を積み重ねている」
28歳の大坂は先の全豪でアントニア・ルジッチ(クロアチア/大会時65位)との1回戦、ソラーナ・シルステア(ルーマニア/同41位)との2回戦をいずれもフルセットで勝利したが、マディソン・イングリス(オーストラリア/同168位)との3回戦は左腹筋の負傷により試合前に棄権。2月は大事を取って大会出場を見送った。そうした現状にあるからこそ、大坂にはジョコビッチの凄さがより一層身に染みているのかもしれない。
文●中村光佑
【画像】全豪オープン2026で注目を集めた大坂なおみのメルボルンでの戦いぶり!
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