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アロンソ、F1新時代迎える2026年は大チャンス?「何が起きても、これまでの経験と共通点があるはず」

アロンソ、F1新時代迎える2026年は大チャンス?「何が起きても、これまでの経験と共通点があるはず」

アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが、2026年限りでF1を勇退する可能性について言及したことは大きな話題となったが、これは2026年のマシンが競争力のあるモノであった場合という注釈付きだ。むしろ彼は新時代を迎えるF1に、最もうまく適応できるのではないかと考えている。

 2026年のF1は空力とシャシーが根本的に変更されるだけでなく、パワートレインも、内燃機関(エンジン)とハイブリッドパワーのバランスも大きく変更される。多くの若手ドライバーにとって、これは経験したことのない大きな挑戦となるだろう。

 F1チャンピオンに2度輝き、今もアストンマーティンの中心人物であるアロンソは、F1をはじめ様々なカテゴリーで培ってきた経験が、適応の初期段階において有利に働くだろうと語る。

 アストンマーティンの公式サイトでのインタビューで、2026年のレギュレーションに臨むにあたって、新世代のドライバーよりも自分のほうが有利な立場にいると考えているかと問われたアロンソは、はっきりとこう答えた。

「そう思う……少なくともそう思いたいね(笑)」

「僕はモータースポーツの世界で、砂丘を走るラリーカーから耐久レース、そして様々な時代のF1を戦ってきた」

「だから来年のシーズン序盤に直面する課題についても、過去の経験と何かの共通点があるはずだ」

 アロンソは、その多彩な経験と適応力が、早い段階でマシンから最大限のパフォーマンスを引き出す助けになると確信している。

「うまく行けば、僕は問題点や可能性を素早く理解し、チームに伝えることができるだろう。つまり、それらに対処するために何が必要なのかを提示できるはずだ」

 ル・マン24時間レースで2度の優勝を果たし、インディ500でも競争力を発揮、さらにはダカール・ラリーにも挑戦してきたアロンソは、全く異なる環境に迅速に適応する能力を示してきた。こうした実績が、革新的な新レギュレーション下でのマシン適応力が経験の浅いライバルに対して最大の武器となり得るとの確信を彼に抱かせている。

 アロンソはKERSやDRSの登場、2014年のハイブリッド時代幕開け、2022年のグラウンドエフェクトカーの復活など、技術的な革命をすでに何度も経験してきた。その経験が、新しいレギュレーションサイクル初期の数ヵ月で違いを生むことになるだろうと考えているのだ。

 さらにアストンマーティンは、最新鋭のファクトリー、独自の風洞、新しいシミュレータ、エンリコ・カルディレやエイドリアン・ニューウェイなどの主要人材の獲得など、移行期に立ち向かう準備を着々と整えている。

 アロンソにとって、これらすべてが、2013年以来となる勝利、そして3度目のタイトルを争うことができるという自身の期待を強めるものとなっている。

 もちろん、2026年のF1グリッドで経験豊富なドライバーはアロンソだけではない。今年からフェラーリに加入したルイス・ハミルトンも、様々なレギュレーションの下で培った豊富な経験を活かせるはずだ。アウディのニコ・ヒュルケンベルグや、キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスのふたりなど、他のベテランドライバーも経験値を存分に活用するだろうが、彼らのチームは、最初からトップを争えるマシンを用意することは難しいだろう。

 新世代のリーダーたちであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンやフェラーリのシャルル・ルクレール、マクラーレンのランド・ノリスは、アロンソがこれまでのキャリアで経験してきたような多様な変革に直面したことはなく、その経験値の差は、新時代の初期段階で大きな重荷となるかもしれない。

 経験が若さを凌駕するかは時が証明するだろうが、アロンソは自らの強みについてこう明言している。

「何が起ころうと、いずれにせよ、僕はすでに経験済みなんだ」

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