本当に黒は色褪せないのか?45回洗った
99回洗っても色褪せないと謳っているこの商品。特に「99回洗ったらこのようになります」といった写真やサンプルはドンキのホームページなどでは確認できませんでした。
……それなら実際に私が洗ってみるしかないですね!約4か月かけ、毎日履いては洗い、履いては洗い……実際に99回洗ってみました。業者ではないので1日1~2回洗濯機を回す際に洗濯。4か月もかかってしまいました。
中間の45回洗った状況を見てみましょう。左が新品の「色褪せ知らずの黒 スキニーパンツ」、右が45回洗ったものです。パッと見は黒さがかなり維持されているように見えます!よーく比較すると「若干右が薄いかも?」と思う程度で言われなければ気にならないレベルです。
少し角度を変えてアップで見てみます。上が新品、下が45回洗ったものです。近づくと細かい箇所(ファスナー部分や縫い目のあたり)は色落ちしていることがわかります。とはいえ、まだまだ許容範囲というか、全然着用できるレベルで、他社の黒い衣類と比べると黒さの維持力は高いと感じました。
ただし気になったのは、洗濯回数が20回を超えた当たりでホコリがつきやすくなったこと。せっかく黒色は維持されているのに、ホコリにより汚れて見えてしまっています。特に10月から2月にかけての冬場だったこともあり、乾燥により静電気が起こりやすかったこともあると思います。
洗濯時に柔軟剤を入れるとだいぶ軽減はされました。それでもまだ付着しているのが気になる場合には粘着クリーナーなどでコロコロすると比較的気にならなくなります。また、筆者は明るい色味のタオルと一緒に洗濯してしまっていたので、タオルの糸くずが付着しやすかったこともあるかと思います。可能ならタオルなどとは一緒に洗わないor色味が暗いものと一緒に洗うなど工夫するのも手かもしれません。
また、洗濯時に漂白剤・漂白剤入りの柔軟剤などを使用している方は、同時に洗わずとも洗濯機内に残った漂白剤成分が黒色を落としてしまう恐れがあるようです。漂白剤が必須な方は色落ちがしやすいかもしれないのでご注意くださいね。
99回洗ったら……
99回洗い終えました。45回と比べるとさらに色落ちはされているものの、それでも黒さは維持できているように思います。
アップにするとやはり縫い目のあたりや細かい部分では色落ちが見られるものの、かなり黒さが維持されていることが分かります。99回洗ってこれはすごいです。
試しに筆者が1年ほど着用と洗濯を繰り返したユニクロの黒スキニー(上)と比べてみると……。好みはあるかと思いますが、一般的な黒ズボンはこのようにもや~っと赤っぽく色落ちしてしまうのに対し、ドンキの黒スキニーはもやっとはせずあくまで「黒」を維持しようとしているのが分かります。
ただ……繰り返しになりますが、ユニクロの商品と比べてもホコリや糸くずが付着しやすく、99回の洗濯を経た頃にはコロコロなどでも取り除き切れなくなってきていました。さらに「100回以上の洗濯は生地がダメになってしまう」とあったように、毛玉のようなものも発生し始めています。あまり細かいことを気にしない人なら問題ないと思いますが、大人としては洗濯45回を超えたあたりから外出時に着用するのに躊躇してしまいました。せっかく黒色は維持できているのに、ホコリや毛玉のせいで長く履けないのはもったいない……。「20回くらい着用して買い替えれば良いじゃん」というほどは安価ではないことも気になります。
とはいえ、たとえばアルバイト先などで「黒いズボンを着用」などと指定されている場合には良い商品なのではないかと思います。エプロンなどを着用するし毛玉やホコリはそこまで気にならないけれど、毎回洗うので「黒」はできるだけ維持していてほしい……そんな時にはありがたい存在です。
ホコリと糸くず問題は生地の問題だと思うので、もしまたドンキがこの商品をリニューアルをする際には静電気が生じにくく耐久性のある生地を使用してさらに完璧な黒スキニーを目指してほしいです。黒色の維持力は感動級だったので……ドンキさんのさらなる開発力に期待しています!
文・撮影/松本果歩
※記載の価格は筆者が購入した店舗の金額です
