『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』後楽園ホール(2026年2月27日)
○タイガーマスクvsマグヌス×
タイガーがマグヌスとの一騎打ちを制し、最後のFANTASTICA MANIA出場を有終の美を飾った。
今シリーズ、タイガーとブラック・タイガー化したマグヌスの抗争が激化。何度もマスクを剥ぎ取られ、2度のピンフォール負けを喫したタイガーは報復のマスク剥ぎを予告していた。また、7月の引退を控えるタイガーにとって、これが最後のFANTASTICA MANIA参戦となった。
試合前からマグヌスはウィスキーの角瓶を手に挑発。ウィスキーを飲んでから開始のゴングを聞いた。タイガーがローキックを見舞うと、ショルダータックルでなぎ倒し、フライングヘッドシザースで吹き飛ばす。場外ダイブは不発に終わり、場外に追いかけたが、マグヌスはすぐさまリングイン。タイガーをコーナー金具に激突させ、マスクに手をかけた。
マスクを守ったタイガーだが、急所へのギロチンドロップに苦もん。串刺しランニングダブルニーも食らったが、2発目は回避してマグヌスを場外に転落させ、トペスイシーダで突っ込む。リングに戻っても串刺しハイキックで追い討ち。雪崩式ダブルアームを狙った。
阻止したマグヌスはミサイルキックで逆襲。旋回式ダブルアームスープレックス、ダブルアーム式バックブリーカーで一気にたたみかける。タイガーも2カウントで返し、回転十字固めで丸め込むと、ダブルアームバーで捕らえた。ニアロープで獲り逃しても、タイガーはミドルキックを連発し、タイガードライバーの構えに入った。
するとマグヌスがレフェリーに激突させて阻止。毒霧はタイガーが回避したが、急所を蹴り上げたマグヌスはウィスキーを噴射しようとした。が、タイガーは口をふさいで阻止。ローリングソバットを見舞うと、雪崩式ダブルアームスープレックスで叩き落とす。すかさず必殺のタイガースープレックスホールドを爆発させて3カウントを奪った。
試合後、タイガーは予告通りマグヌスのマスクに手をかけたが、途中で思いとどまった。マグヌスが「タイガーマスク、一つだけ言わせてくれ。リスペクト」と右手を差し出すと、タイガーも握手に応じて抱擁。潔く負けを認めたマグヌスはタイガーの手を挙げて敬意を表し、バックステージでも「全てのリスペクトを込めて、今日こうして言える。“この人生での私の天使"よ、どうもありがとう」と感謝した。
「実は彼がファンの頃、ファンというかレスラーになる前に彼と一緒にアレナ・メヒコで写真を撮っているらしいんですよ。。彼が初めて日本に来た2年前か? 3年前? 2年前? 初めて試合したのが自分だったんですよね。彼はその頃から『アイドルだ。俺のアイドルだ』って言ってくれて」とマグヌスとの関係を明かしたタイガー。シリーズを通して激しい抗争を展開してきたが、ここに決着。「そんなふうに言われて試合するよりは今日の彼みたいにね、ガッツリと潰しに来てくれるような試合の方が僕は好きだし」と振り返った。
これで最後のFANTASTICA MANIA出場が終了。「僕的にはミスティコと組みたかったっていうのが一番あってね」と話したタイガーはメキシコ遠征の可能性を示唆しつつ、「引退するまでに彼が新日本に来れるかどうかは僕もちょっとわからないですね。ただ僕がメキシコに行けるチャンスがあったら、向こうで組みたいな」と希望した。
タイガーとミスティコはかつてIWGPジュニアヘビー級王座を争った間柄。2009年8月にミスティコがベルトを奪取し、同年11月にタイガーが奪還している。「30年来ぐらいの友人」(タイガー)という二人のタッグがタイガー引退前にメキシコの地で実現するか。

