『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』後楽園ホール(2026年2月27日)
CMLL世界ライトヘビー級選手権試合 ○ミスティコvsソベラーノ・ジュニア×
ミスティコが熱戦の末にソベラーノを退け、CMLL世界ライトヘビー級王座を死守。FANTASTICA MANIA最終戦を締めた。
FANTASTICA MANIAはこの日が最終戦。結びの一番となるメインイベントで王者・ミスティコにソベラーノが挑戦するCMLL世界ライトヘビー級王座戦が組まれた。当初はノンタイトル戦だったが、2・23名古屋大会におけるタッグマッチ(ミスティコ&エル・デスペラードvsソベラーノ&SHO)でミスティコに勝利したソベラーノがベルト挑戦を要求して変更となった。
ミスティコはかつてIWGPジュニア王座を争ったタイガーマスクをセコンドに帯同。タイガー仕様のオーバーマスクを着用してきた。ヘッドシザースホイップを連発して先制したミスティコは肩に飛び乗っての旋回式アームホイップもズバリ。リングに戻ると目まぐるしいロープワーク合戦、ハンドスプリング合戦でしのぎを削り、ミスティコがフライングヘッドシザースで場外に吹き飛ばすと、プランチャ式ティヘラを鮮やかに決めた。
ソベラーノも全力疾走で突っ込んだミスティコを鉄柱に投げつけて逆襲。オーバーマスクを奪ってタイガーに投げつけて挑発すると、ミスティコの急所を鉄柱に強打させ、ジャンピングキックをこれでもかと連発していく。リングに戻してもショルダースルーで高々と投げ飛ばすなど攻勢を続けた。
ミスティコもティヘラや619で逆襲。スワンダイブ式ティヘラで場外に吹き飛ばしたが、場外ダイブは不発に終わり、ソベラーノのトラースキックを食らってしまう。ソベラーノが南側通路へと連行すると、ミスティコはティヘラで反撃し、客席の入場口上からのプランチャを敢行。リングサイドに戻ってもトペスイシーダで突っ込んだ。
リングに戻るとミスティコはカサドーラ、ウラカンラナと丸め込みを連発したが、ラ・ミスティカ狙いはソベラーノがフェースバスターで切り返した。すかさず滞空式ブレーンバスターで叩きつけ、ミスティコが再びトペを狙っても、ジャンピングハイキックで迎え撃ち、スワンダイブ式ギロチンドロップを投下した。
ミスティコもカナディアンデストロイヤーで逆襲し、セントーンアトミコを発射。ソベラーノをトップロープに乗せてスワンダイブ式フランケンシュタイナーで叩き落とす。続くスワンダイブ式セントーンアトミコは自爆に終わり、ソベラーノがコーナーに上がったが、ミスティコはスパニッシュフライを敢行。ソベラーノも負けじとエプロン上でのデュードバスターで突き刺し、ノータッチ旋回式背面プランチャを放った。
テンプラリオがトルニージョで勝負をかけ、ミスティコがダイビングボディアタックで反撃しても、ラ・ミスティカを阻止して開脚式ツームストンパイルドライバーで突き刺した。2・23名古屋大会でのフィニッシュ技だったが、ミスティコはギリギリでキックアウト。ソベラーノが放ったライオンサルトを両足を突き上げて迎撃すると、ティヘラ、スワンダイブ式プランチャ、スワンダイブ式ボディアタックの波状攻撃で形勢逆転。間髪入れずラ・ミスティカを鮮やかに決めて3カウントを奪った。
試合後、ソベラーノがミスティコにベルトを渡してノーサイド。そしてリング上に出場選手が集結して集合写真に納まり、テクニコ、ルード関係なく称え合った。最後にマイクを手にしたミスティコは「いつものことだが、お前は倒すべきライバルの一人だ。今夜もお前の凄さを痛感したよ。今夜、日本のファンの前で言っておこう。いつでもいい。どこでもいい。お前に再戦のチャンスをくれてやる」とソベラーノを称えつつメッセージ。「素晴らしい、夢のような一日になりました。私が日本という国をどれだけ愛しているか、伝えきることはできない。本当にありがとう。ここに立つことができ、とても光栄だ」と日本のファンに感謝すると、「来年2027年の『FANTASTICA MANIA』で会いしましょう。グラシアス、ハポン!」と1年後の再会を誓ってFANTASTICA MANIA最終戦を大団円で締めた。
【ミスティコの話】「ソベラーノ、今夜はお前の素晴らしさを体感した。今夜はCMLLの全てのルチャドールが、その才能を発揮できた。『FANTASTICA MANIA 2026』は、これ以上ないルチャの連続で最終戦を迎えた。1年後にこうして『FANTASTICA MANIA』に参加できたことに、新日本プロレス、そして全てのルチャドールに心から感謝するよ。ソベラーノ! 今夜も俺が、どれほどの者か痛感しただろう。望むなら再戦のチャンスを与えよう。いつでもいいぞ。お前の技量ならわかっている。ミスティコが“金と銀の王"であることを忘れるな。タイガーマスクさんにも感謝します。このマスクを使わせてくれて、セコンドに付いてくれてありがとうございます。新日本プロレス、日本のファンの皆さん、また会いましょう。ミスティコは、この2026年に歴史を創り、歴史に名を刻みたい。またすぐに戻るよ。I LOVE YOU,JAPAN」
【ソベラーノの話】「まず言わせてもらおう。おかげで、メヒコで闘っているような気分だったよ。ファンの皆には申し訳ない。CMLL世界ライトヘビーのベルトを手にすると約束していたんだが……残念ながらホームに持ち帰ることはできなかった。メヒコのファンにも謝りたい。申し訳なかった。ベルトを持ち帰れず、すまない。だが、心と魂はリングに捧げた。最高の相手に結果を出すことができなかった。今夜だけだ。今夜だけはミスティコを祝福する。これが終わりではない。ツアーは終わるが、これを克服してみせる。さらに強くなってやる。次のチャンスでは、この日本で新チャンピオンになってみせる。今夜は実現できなかったが、これは通るべき道だ。世界チャンピンにもう少しで手が届く。少し休んでから次を目指すよ。日本とメヒコの皆には謝るよ。今夜は結果を出せなかった。しかし、いつの日か必ず手に入れてみせる。グラシアス」

