子どもの頃、誰かの机の上や撮影現場の片隅で見かけた、あの赤いパッケージ。気づけば自然と手に取っていた「ミルキー」が、今年で発売75周年を迎えます。
その節目に、新たなブランドキャラクターとして俳優・蒔田彩珠さんが就任し、新CM『ずっと、ずーっとの、やさしさ』篇が3月3日から全国で放送されます。舞台は北海道。広大な自然の中で描かれるのは、「そのままでいいよ」というやわらかなメッセージです。
長く愛されてきたお菓子が、今あらためて届けようとする“やさしさ”。派手さよりも、そっと寄り添うような空気感が印象的な今回のCMは、慌ただしい日常の中でふと立ち止まるきっかけをくれそうです。なぜ今、蒔田さんなのか。どんな思いが込められているのか。少しだけ、その空気に目を向けてみたいと思います。
75周年の節目に選ばれた“自然体”という存在

今年で発売75周年を迎えるミルキー。その節目にあわせて、新たなブランドキャラクターに俳優・蒔田彩珠さんが起用されました。これまで長く親しまれてきたお菓子だからこそ、大きくイメージを変えるのではなく、“やさしさ”や“安心感”といったこれまで大切にしてきた価値観を、あらためて伝えていくタイミングだったのかもしれません。
蒔田さんは確かな演技力を持ちながらも、どこか作り込まれていない自然体の佇まいが印象的な俳優です。その飾らない空気感は、「そっと寄り添う存在」でありたいというミルキーのイメージと重なります。 75年という時間は、単なる数字ではありません。世代を超えて受け継がれてきた記憶の積み重ねです。だからこそ今回の起用は、“新しさ”よりも“変わらなさ”をどう表現するか、という選択だったようにも感じられます。
北海道ロケで描く“そのままでいいよ”というメッセージ

新CM『ずっと、ずーっとの、やさしさ』篇の舞台は、蒔田彩珠さんにとって初めてとなる北海道ロケです。建物のない森や緑、そして大きな空に包まれた開放的な風景の中で描かれるのは、「そのままでいいよ」というメッセージです。
忙しい日常の中で、ふっと肩の力を抜く時間。誰かに認めてもらうためではなく、ただ自然体でいられる瞬間。そんな空気を、軽やかに走り抜ける蒔田さんの姿が静かに映し出します。特に“走るカット”は印象的なシーンのひとつとして挙げられており、飾らない表情やリラックスした佇まいが、このCMの世界観を象徴しています。
放送は2026年3月3日から全国でスタートします。30秒と15秒の2パターンで展開されます。大きな演出や強いメッセージを押し出すのではなく、風景と人物の存在感で伝えるやさしさ。75年という時間を経てなお、変わらず寄り添う存在であろうとする姿勢が、静かににじむ一本になりそうです。
