
「ニューバランスの名作1000が超進化」サレヘ・ベンバリーが描く“霧”を纏ったM1000 "FOG BE THE CLOUD"をエディターが試し履きレビューの画像一覧
1999年に登場したニューバランス「1000」は、履き心地とデザインを両立させた名作スニーカーとして人気を博しました。その伝統を受け継ぎ、世界的デザイナー・サレヘ・ベンバリーとコラボした最新モデル「M1000 FOG BE THE CLOUD」が登場。スモーキー山脈の霧から着想を得た独自のカラーリングと重厚な素材使いで、ストリートでも存在感抜群。名作のDNAを継承しつつ、現代的な快適さも兼ね備えた一足の魅力を徹底レビューします。
試し履きしたのは【New Balance/M1000 "FOG BE THE CLOUD" "SALEHE BEMBURY"】


New Balance
M1000 "FOG BE THE CLOUD" "SALEHE BEMBURY"
¥24,200(税込)
1999年に初めて登場したニューバランスの名作「1000(ワンサウザンド)」は、当時から“履き心地とデザインの両立”を目指して作られた革新的なスニーカーでした。メッシュ素材とシンセティックレザーを組み合わせた波打つようなオーバーレイは、足をしっかり包み込みながらも軽やかさをキープ。クッション性を高めつつ軽量化を実現する「C-CAP」ミッドソールと、着地の衝撃を吸収して反発力を生む「ABZORB」クッションを搭載することで、長時間歩いても疲れにくい履き心地を提供してきました。90年代後半ならではのクラフトマンシップを色濃く残しながら、現代的なパフォーマンスとストリートファッションにもしっかりとフィットする唯一無二の存在です。
今回登場するのは、「1000」をベースに、その伝統を受け継ぎながらもまったく新しい個性をまとったスペシャルコラボモデル「M1000 FOG BE THE CLOUD」です。タッグを組んだのは、今や世界的な注目を集めるシューズデザイナー、サレヘ・ベンバリー。彼が掲げたコンセプトは「Fog be the cloud」。これは、アメリカ東部・アパラチア山脈の南部にそびえるスモーキー山脈に漂う霧や、そこで感じられる静かで神秘的な空気感から着想を得たものです。
ここに注目!気になるディテール
アッパーには、毛足の長い上質なピッグスキンスウェードをぜいたくに使用。通気性に優れたスペーサーメッシュや、しなやかで存在感のあるレザーを組み合わせ、質感の異なる素材が重なり合うことで奥行きのある表情を生み出しています。
カラーリングは深みのあるブルーを基調に、グレーやアイボリーを差し色としてバランスよく配置。スモーキー山脈に広がる霧のグラデーションや、早朝の空気が持つ澄んだ冷たさを想わせる仕上がりです。
クッション性を高めつつ軽量化を実現する「C-CAP」ミッドソールと、着地の衝撃を吸収して反発力を生む「ABZORB」クッションを搭載し、長時間歩いても疲れにくい履き心地を提供。
シューレースは太くて屈強なローゲージのコットン仕様で、タフさだけじゃなく無骨な雰囲気も醸し出しています。
過去への敬意と、未来を切り開く新しさ。その両方を同時に感じられるこのコラボレーションモデルは、ストリートで映える存在感と、どこまでも歩きたくなる快適さを兼ね備えています。これまでの1000を知る人にとっても、新しい発見と驚きを与えてくれること間違いなしの一足です!
文・撮影/本間新
