チャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGP開幕戦タイGPの予選が行なわれた。最速タイムを記録し、今年最初のポールポジションを獲得したのはアプリリアのマルコ・ベッツェッキだった。
タイGPの初日はベッツェッキが最速タイムをマーク。ドゥカティ勢とアプリリア勢がそこに続き、KTMとホンダが入り乱れるという情勢だった。また日本人ライダーの小椋藍(トラックハウス)は転倒こそあったが、トップ10以内に入り予選Q2直接進出を確保した。
予選Q1ではドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが通過できるかどうかが注目のポイントとなった。バニャイヤは昨年苦戦したもののテストは好調だったが、プラクティスではトップ10に入ることができなかった。
バニャイヤはセットアップ面でミスがあったことが原因で、セットアップ変更以前のフィーリングは良かったとコメントしていたが、実際にQ1では速さを取り戻し、1分29秒348とプラクティスの自己ベストから0.5秒近くタイムを縮めた。
ただそれでは不十分で、Q1前半のアタックでバニャイヤはラウル・フェルナンデス(トラックハウス)とフランコ・モルビデリ(VR46)のふたりの後塵を拝する3番手に留まった。
Q1はフェルナンデスが記録した1分28秒784が最速の状況で、他のライダーは1分29秒台の壁を破れずにいた。
バニャイヤはQ1後半のアタックに繰り出すとセクター1では最速ペースを記録しつつも、後半での伸びが足りず、足踏み。黄旗の影響もあり最後はタイムを更新できないまま、セッション終了を迎えた。
結局Q1後半でトップ2に食い込む速さを発揮するライダーは現れず、フェルナンデスとモルビデリがQ2に進んだ。なおモルビデリはQ1最後に低速ながらも転倒している。
ポールポジションを争う予選Q2の注目のアタックは、ベッツェッキがリード。最初のアタックから1分28秒914を記録し、次のラップでは1分28秒652まで自己ベストを更新。2番手のライバルに0.3秒以上の差を付ける速さだった。
2番手にはチームメイトのホルヘ・マルティン、そして3番手にはフェルナンデスと、Q2前半のアタックではアプリリア陣営がトップ3を独占した。
現王者のマルク・マルケス(ドゥカティ)は暴れるマシンを抑えながらのアタックで、0.6秒差の7番手。初日プラクティスの自己ベストよりも0.3秒遅いタイムでQ2後半を迎えた。
Q2後半は、そのマルク・マルケスがギヤを上げ、マシンをねじ伏せるアタックでセクター最速ペースを発揮。後半セクターでの伸びが僅かに足りなかったものの、1分28秒678で暫定2番手に浮上した。
セッションラストはベッツェッキが自己ベスト更新を狙っていたが、最終コーナーで転倒。タイム更新のチャンスを逃す結果となった。
だがトップタイム更新を狙えるようなペースの持ち主は他に出てこなかったため、Q2はベッツェッキが最速で終了。今季初ポールポジションとなった。2番手はマルク・マルケス、3番手はフェルナンデスだ。
日本の小椋藍は最終的にトップから0.559秒差の8番手。レースはグリッド3列目から臨むこととなった。

