一夜限りの「即席コンビ」で1分ネタ
この日は、合同フェスならではの企画が盛りだくさん。渋谷・第二部は、ダンビラムーチョの「早歩きでの買い物ネタ」からインスパイアを受けた「俊足買い物ゲーム」をはじめ、紅しょうが・熊元プロレスが作詞作曲した楽曲のタイトルや歌詞を当てるクイズ、ハゲ四天王が登場する「ハゲベガス!」などを開催。
神保町では、第一部でイチキップリン、たつろうなど、東京よしもと漫才劇場が誇るモノマネプレイヤーが集った「モノマネゴングショー」、第二部はキンボシがMCを務めた芸人を召喚してバトルを行う「渋神チームメイトカードバトルジェネレーション」などが開催されました。


そして、この日の最後に行われた渋谷・第三部。この公演の結果で優勝チームが決まります!
まずは「一夜限りのドリームコンビ!1ミニッツ即漫バトル」がスタート。各チームからボケ・ツッコミ4人(計8人)が選出され、抽選ボックスからくじを引いて即興コンビを結成。制限時間1分間で漫才をして、客票で優勝者が決まります。
狛犬・坂口&イチゴ・木原のコンビを皮切りに、ケビンス・山口&さや香・新山のコンビ、9番街レトロ・なかむら&バリカタ友情飯・狩野のコンビなど、続々と漫才を披露していくなか、ナユタ・おのはら&ボブのコーラ・本田のコンビが誕生。おのはらのボケに本田のツッコミのバランスがまさに“理想的な漫才”で、会場を沸かせます。


さらに、ダイタク・大&カーネーション・吉田、かたつむり・林&マルセイユ・津田が実力を見せつければ、大王・渡辺&金魚番長・箕輪は切れ味鋭いツッコミが光ります。ヨネダ2000・愛&シンクロニシティ・西野はリズムネタで爆笑に!
そのほか、さまざまな競技とお笑いを掛け合わせた競技「SHIBUZIN」、焼きそばや牛丼の早食い競技「BAKUSYOKU」、かくれんぼの要領で会場内に隠れた敵チーム(忍者)を探す「SHINOBI」のコーナーも大盛り上がりでした。



芸人たちが1日かけた“自作の曲”披露!
この日のイベント全体を通して行われた“1日通し企画”も最終決着へ! 「渋神 MUSIC CHAMP」では、それぞれのチームがバンドを結成し、1公演目で決めたテーマやフレーズを取り入れた楽曲を、1日かけて制作しました。
トップバッターを務めたのは、DOG FOOD PARTY率いる金魚番長チーム。ヒップホップをベースに、家族チャーハン・江頭のあだ名「内田裕也が持ってた杖」のフレーズを取り入れた楽曲で会場を盛り上げました。
光永がボーカルのダイタクチームは、シマッシュレコード、西村ヒロチョ、アイロンヘッド・辻井が失恋をテーマにした楽曲をバンド形式で披露。シシガシラ・脇田の「失恋をして55インチのテレビを買った」というフレーズを盛り込んだ歌声とメロディーが、渋谷よしもと漫才劇場をひとつにしました。


素敵じゃないかチームは、太鵬・太朗、サンタモニカ・ポールがリーダー。「友情・青春」をテーマに、世間知らズ・さおりと鉄人小町・住友のツインボーカルで勝負に挑みました。美しいハーモニーを響かせますが、ある出来事が起きて……。
ラストは紅しょうがチームです。10人編成のバンドで、楽器演奏者以外にも野球部の格好をしたメンバーがズラリと並びます。「応援歌」をまんじろうの2人が歌うなか、“熱弁師”としても知られる銀河ゆめゆめ・坂田が前に出てきて、客席に魂をぶつけました。


最後は結果発表。総合得点が発表されて優勝チームが決まると、感極まった荒川がこう語りました。
「一言、言ってもいいですか? 年代を超えて『お笑い』という“気持ち”だけでつながったこの1日……最高!」