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【MotoGP】完璧な動きだったのに? マルケス、ペナルティに納得できず「これが新しいMotoGP。適応するしかない」

【MotoGP】完璧な動きだったのに? マルケス、ペナルティに納得できず「これが新しいMotoGP。適応するしかない」

MotoGPタイGPのスプリントレースで、ペナルティによって勝利を失ったマルク・マルケス(ドゥカティ)は、その裁定に納得できていない様子だった。

 アプリリアのマルコ・ベッツェッキが最有力と見られる中で始まったタイGPのスプリントは、そのベッツェッキの転倒により、マルケスとペドロ・アコスタ(KTM)による優勝争いが繰り広げられた。

 最終的な勝者はアコスタだったが、それにはマルケスに科されたペナルティが大いに関与している。マルケスはラスト2周の最終コーナーでアコスタを抜きにかかった際の動きが審議対象となり、1ポジションダウンのペナルティが科されたのだ。

 そしてマルケスはラストラップの最終コーナーでそのペナルティを消化し、アコスタが勝利した形だ。

 レース直後のインタビューでは裁定を受け入れる旨を口にしていたマルケス。ただ内心は納得できていない様子だ。後のメディア対応では単なる激しいレースのワンシーンにすぎなかったと彼は語った。

「これは競争なんだ」と、マルケスは言う。

「僕達はライダーで、勝利を目指して戦っている。そして最後のコーナーに至るまで、それをやっていたんだ」

「あのブロックパスは、可能な限りベストな形で行なった。なぜなら、コーナーのエイペックスの前で、すでに自分が前に出ていたからだ。自分はマシン半分だけ、彼の前にいた」

「自分にとっては、完璧な動きだったんだ」

 ドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッツィも、レース後に同様の見解を示している。

「このタイプのオーバーテイクは、これまでにも何度も見てきた」と、タルドッツィは語る。

「マルクはペドロに接触していないし、コースアウトもしていない。だから、あのペナルティは不公平だと思う」

「彼らはレースに勝ちたいと考えている賢いライダーだ。だからマルクもペドロも、こういう仕事がどういうものかを正確に分かっている。そして、同じ立場だったら、ペドロも同じことをしたはずだと私は確信している」

 アコスタも逆の立場だったら同じことをしたと語りつつも、接触自体はあったと説明している。

 またマルケスは、ペナルティが科されたタイミングについても不満を示した。ペナルティの通知は、最終ラップの最後から2つ目のコーナーを立ち上がった直後に表示されたため、ポジションを落としてから挽回する時間が残されていなかった。

「ルールを厳格に運用したいとか、ペナルティをたくさん出したいとしても、バイクのダッシュボードにたくさんメッセージを出したいとなっても、それはいい。だけど、上手くやってほしい」

「どうしてメッセージを出すのに1分半もかかるんだ。もし明確だというなら、ターン3の立ち上がりで出せばよかったんだ。あるいは、レース後に2人のライダーと一緒にインシデントを検証すればよかった」

 そしてマルケスは、感情をできるだけ抑えながらも、自分が適応するしかないと語った。

「あのペナルティ……これが新しいMotoGPだ。僕は新しいルールに適応する必要がある。それだけのことだ」

 なおマルケスはペナルティについてスチュワードパネルのチェアマン(サイモン・クラファー)と話すつもりはないとも語った。

「いいや。自分はスチュワードじゃなく、ライダーだ。自分は泣き言は言わないし、これからも決してないだろう。バイクとチャンピオンシップの要求に合わせて、自分のライディングスタイルを適応させていくだけだ」

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