
『頭文字D』の近未来を舞台に、実在する公道を封鎖して開催されるカーレースバトル「MFG」。ポルシェやフェラーリといったハイパワーなスーパーカーがひしめく中、非力な「トヨタ 86」を駆り、天才的なドライビングテクニックでジャイアントキリングを巻き起こす主人公・片桐夏向(カナタ/CV:内田雄馬)の活躍を描く『MFゴースト』。その待望のTVアニメ3rd Seasonが、1月より放送中(毎週日曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか/PrimeVideo・ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。2月22日に放送されたTurn32は、第4戦の予選が開幕すると同時に、カナタと恋の甘く切ないドラマが展開する「火花バチバチ」。(以下、ネタバレを含みます)
■「火花バチバチ」の第4戦予選開幕! 進化した86と男の友情
9月に入り、いよいよ第4戦「シーサイドダブルレーン」の予選がスタート。だがその前に、カナタは次戦に向けてアップデートされた86のテストドライブを行う。空力(エアロ)パーツに手が加えられ、ダウンフォースが効いた全くの別物へと進化した86。その確かな手応えに、カナタの闘志が高まっていく。
迎えた予選初日、トップバッターの沢渡光輝(CV:逢坂良太)がいきなりとんでもないコースレコードを叩き出す。この圧倒的なタイムを意識するあまり、他のライバルたちのタイムは思うように伸びず、苦戦を強いられながら予選4日目が終了する。
一方、自らの予選を控えたカナタは、前回険悪になってしまった相葉 瞬(CV:小野大輔)に電話をかける。恋への気持ちをはっきりと自覚したカナタがそれを詫びると、相葉は素直に受け入れ、「恋のライバル」として宣戦布告。同時に、ずっと友達であることを告げるのだった。相葉の男気に、カナタは電話越しに涙を流す。
進化したマシンの迫力と熱いレース展開に、SNS上では「86のテストシーンで空力変化の違いが作画でバッチリ分かって興奮した!」「シーサイド仕様86の進化がエグい」「沢渡のタイム破れず終盤まで引っ張る予選展開ハラハラする」「各ライバルのマシン強化見せてからの予選、レースクオリティ上がってる」と、作画の細やかさと緊張感を絶賛する声が相次いだ。

■夏の終わりの花火と、恋に突きつけられた残酷な現実
白熱するレースパートの一方で、今回は恋愛模様も大きく動いた。時系列は少し戻り、夏の終わり。カナタと西園寺 恋(CV:佐倉綾音)は浴衣姿で江ノ島の花火大会に出かけていた。カナタから写真を撮らせてほしいと頼まれ、照れながらも応じる恋。その写真を見たカナタは「世界一キュートです」と微笑む。花火を見上げながら、恋はこの先もずっと、来年もその次も、カナタと夏を過ごしたいと心から願うのだった。
しかし、そのささやかな願いは予選期間中に脆くも崩れ去る。恋は友人たちの会話から、カナタが「今年限りで英国へ帰ってしまう」という情報を耳にしてしまうのだ。当のカナタ本人からは何も聞いていなかった恋にとって、それはあまりにも残酷な知らせだった。駅のホームで「そんなの嫌だ」と大粒の涙をこぼす恋。
甘い花火デートからの急転直下のラストに、視聴者も激しく心を揺さぶられたようだ。ネット上では「恋がカナタの去る話知って表情変わるの切なくて、エモい終わり方」「日本去るって恋が知ってショック受けるシーン、心がかき乱される」「レース回なのに恋のドラマで締まるのずるい、次回どうなるんだこれ」と、恋に同情するコメントが殺到した。
「カナタの意欲高まりと恋のショック締めでドラマとレースのバランスが取れてる」、「日常とレースの融合が心地いい」と、ファンからも高い評価を得たTurn32。果たしてカナタは予選で沢渡のタイムを破れるのか、そして恋との関係はどうなってしまうのか。次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介


