MotoGP開幕戦タイGP、そのMoto3クラスの決勝レースがチャーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。このレースを制したのは、ダビド・アルマンサ(Liqui Moly Dynavolt Intact GP)だった。
Moto3クラスの予選ではアルマンサがポールポジションを獲得。今季Moto3に参戦する日本人ライダーは、山中琉聖(AEON Credit - MT Helmets - MSI)が7番手、三谷然(Honda Team Asia)が最後尾26番手からのスタートとなった。
全19周の決勝レースは、ポールシッターのアルマンサがそのまま先頭を引っ張る形でスタート。その後ろには予選上位のマキシモ・キレス(CFMOTO Gaviota Aspar Team)、アルヴァロ・カルペ(Red Bull KTM Ajo)、アドリアン・フェルナンデス(Leopard Racing)と続き、さらに山中もポジションを上げて5番手の位置で先頭集団に食らいついた。
しかし2周目、山中はターン7でハイサイドを起こし転倒。上位入賞のチャンスが十分に期待できた位置だっただけに、悔しい結果だ。
レースはその後しばらく、アルマンサがトップのままでラップを消化。また3番手をフェルナンデスとカルペが争ってペースが落ちると、そこに5番手のヴェダ・プラタマ(Honda Team Asia)、バレンティン・ペローニ(Red Bull KTM Tech3)が7周目に追いついてきた。
ふたりを加えた3番手集団はさらにバトルが続き、新人のプラタマが3番手に浮上。しかしそのバトルを通じてペースが落ちた結果、トップ2とは1.5秒以上の差が広がる結果となった。
レース折り返しの10周目にはトップ2と3番手以下の集団の差は2.5秒以上に拡大。そしてトップ2のアルマンサとキレスは、0.1~0.2秒という僅差でのランデブー状態でラップを消化していった。
そして11周目、キレスが動いた。最終コーナーでアルマンサをインからオーバーテイクし、先頭が入れ替わった。
しかしキレスは13周目にターン1で大回りになってしまうミスがあり、先頭は再びアルマンサに交代した。ただキレスはその後もピタリとアルマンサの後ろに続いていて、チャンスを伺っていた。
先頭争いは膠着状態のままレースはラストラップに突入。キレスは最終コーナーでオーバーテイクを成功させ勝負あったかに思われたが、クロスラインをとったアルマンサもそう簡単には諦めず……ふたりは横並びでフィニッシュラインに殺到した。
結果、アルマンサが0.003秒先にフィニッシュラインに到達し、開幕戦ウイナーとなった。2位は悔しいキレス、3位は4台による接戦を制したペローニだ。
日本人ライダーは三谷がスタートで順位を上げたものの、その後のバトルでポジションを落として22位、そして序盤に転倒してしまった山中は再スタートを切って24位完走を果たした。

