MotoGP開幕戦タイGPのMoto2クラス決勝レースがチャーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。2度の赤旗中断を挟んだことによる短期決戦レースを、マニュエル・ゴンザレス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)が制した。
2026年シーズンのMoto2クラスには日本人ライダーが2名参戦。継続参戦の佐々木歩夢(Momoven Idrofoglia RW Racing Team)は12番グリッド、そしてMoto3から昇格した古里太陽(Idemitsu Honda Team Asia)は22番グリッドからのスタートだ。
ポールポジションを獲得したのはセナ・アジアス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)、2番手にイザン・ゲバラ(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)、3番手にダニエル・オルガド(CFMOTO Inde Aspar Team)が並んだ。
決勝レースがスタートすると、2番グリッドのゲバラがホールショットを奪った。しかし続くターン3ではワイドに膨らんでしまい、その隙にオルガドがトップに立った。
1周目を終えての隊列はオルガドを先頭に、イヴァン・オルトラ(QJMOTOR - PONT GRUP - MSI)、アジアスまでがトップ3に並び、ゲバラ、マニュエル・ゴンザレスと3番手争いの集団が続いた。
レースはオルガドが引っ張る形で続いていたが、3周目にターン10でアジアス、フィリップ・サラック(OnlyFans American Racing Team)とダビド・アロンソ(CFMOTO Inde Aspar Team)らが絡むクラッシュが発生。トラックコンディションの問題からレッドフラッグとなり、レースは3周目の順位から再スタートが切られ、全11周で争われることになった。なおアロンソはその後腕の痛みでメディカルセンターへ向かったが、チームから無事の報告が伝えられた。
11周のスプリントで再開されたレースだったが、またしてもレッドフラッグで中断されてしまった。スタートから間もないターン3でセルジオ・ガルシア(ITALJET Gresini Moto2)が転倒すると、ルカ・ルネッタ(SYNC Group SpeedRS Team)が巻き込まれるクラッシュが発生し、その救助が必要となったためだ。
2度の赤旗を経て、レースは7周という超短期決戦で再開された。当初はオルガドが先頭で始まったが、ゲバラがすぐにオーバーテイクを仕掛けていき、先頭が入れ替わった。
ゲバラ、オルガド、ゴンザレス、オルトラの4人が先頭集団として抜け出していくと、1周目から5番手以下との差は1秒以上に広がった。
7周と短いレースはゲバラ先導のまま終盤に入ったが、オルガドを抜いて2番手に浮上していたゴンザレスが残り2周で仕掛けてオーバーテイク。ラストラップ最終コーナーで追い抜きを狙ったゲバラを退けて、ゴンザレスが開幕戦勝利を手にした。2位は0.099秒の僅差で破れたゲバラ、3位はオルガドだ。
日本人ライダーは佐々木が10位、古里が16位でのフィニッシュとなった。

