MotoGP開幕戦タイGPの決勝は、アプリリアのマルコ・ベッツェッキがポールポジションから逃げ切って勝利。彼はスプリントレースでの失敗から立ち直れたことに満足しているという。
ベッツェッキはタイGP初日から速さを発揮し、予選では新レコードタイムでポールポジションを獲得した。しかし、スプリントレースではクラッシュしてしまい、チャンスをふいにしてしまった。
決勝でベッツェッキはスプリントレースの失敗を挽回するかのように、スタートからトップを快走。ライバル達を一気に引き離して独走状態に持ち込み、最後は5秒以上の差でのポール・トゥ・ウィンを果たした。
「ハッピーだ。レースは凄く上手くいったよ」
ベッツェッキはレース後、DAZNにそう語った。
「昨日のミスから立ち直ることが重要だった。簡単じゃなかったけど上手くやることができたし、バイクのフィーリングも良かった。スタートも上手くいったしね。満足している」
2026年シーズンはテストからアプリリアのマシンの仕上がりが良いと注目されてきた。今回はマシンか、それともライダーとしての自分かどちらが勝利の要因となったのか? そう訊かれたベッツェッキは、「色々な要素の重なった結果」と受け流した。
「バイクは間違いなく改善されている。アプリリアのみんなが、この冬の間に素晴らしい仕事をしてくれたと思う」
「チームは非常に興味深いパーツをテストさせてくれた。僕としてもライディングを少し改善できたと思う。ただ、ここは僕が好きなサーキットでもあるし、バイクへの理解も一歩ずつ深まっている。それに昨年からすでに改善は確認できていたからね」
「正直に言えば、いろいろな要素が組み合わさった結果だと思う。自分の調子も良いし、ガレージの雰囲気も最高だ。全員が良い結果を強く望んでいるし、僕もにもハングリーさがある。そういったポジティブな勢いを持ってここに来られていることが助けになっているんだ。もちろん、まだ初戦にすぎないが、とにかく楽しかった」
なおタイGPでは、3位にラウル・フェルナンデス(トラックハウス)、4位ホルヘ・マルティン(アプリリア)、5位小椋藍(トラックハウス)と、ベッツェッキだけではなくアプリリア陣営全体が好調だった。
近年のMotoGPの支配者であったドゥカティとのパワーバランスに変化が起きているようにも思えるが、ベッツェッキはまだそれを判断するには時期尚早だと語った。
「判断するにはまだ早すぎる。結局のところ、まだ1レースと数回のテストを終えただけだ」
「シーズンを通じてのレース数は多いし、結果を左右する要因はいくらでもある。マルク・マルケス(ドゥカティ)を始めとしたドゥカティ勢、ペドロ・アコスタ(KTM)……彼らがいる。だからこそ、集中を切らさず、しっかり仕事をして、1戦ずつ落ち着いて、そして素晴らしい結果を狙っていく意志を持って臨んでいく必要があるんだ

