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<機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ>斉藤壮馬、レーン・エイムに思う言葉「たとえ夢物語だとしても、理想を選び取りたい」

<機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ>斉藤壮馬、レーン・エイムに思う言葉「たとえ夢物語だとしても、理想を選び取りたい」

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」 / (C)創通・サンライズ

公開中の映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」。シリーズ第2章となる本作。第1章から約5年ぶりの続編となり、公開から大きな話題を呼んでいる。主人公のハサウェイ・ノアをはじめ、ギギ・アンダルシア、ケネス・スレッグを中心に動く物語だが、それをレーン・エイム役の斉藤壮馬はどう見たのか。

■ドラマで目が行ったのはハサウェイの心をさらったケリア

――第2章、ご覧になってハサウェイ、ギギ、ケネスのドラマはいかがでしたか?

第2章はハサウェイとギギ、それぞれのエピソードの比重が大きかったように思います。特に終盤、ハサウェイが狂気に飲み込まれるのか否かというギリギリの瀬戸際の描写が非常に真に迫っていて、切実だと感じました。一視聴者として純粋に楽しませてもらった感覚があります。

今回のケネスは大きくドラマを動かす感じではなく、僕としては、どちらかと言えばケリア。つまり、ハサウェイの心をさらっていった彼女の方がドラマに関わっていると感じました。第2章のインタビューでケネスとレーンの立ち位置について語るのはちょっと難しいかもしれませんね(笑)。

それに、ハサウェイとケリア、ハサウェイとギギのドラマにしても、レーン役のキャストとして答えるのか、一ファンとして答えるのかによって答え方が変わってしまいます。今の段階で僕個人の解釈でアレコレ言ってしまうと若干ややこしいことになりそうなので、その辺りは一旦上映が落ち着いてからにしたいですね。そのときはたっぷり話をしたいです。ただ、ハサウェイは罪な男だなとは思いました(笑)。

■ハサウェイの人物像と対比する青臭いレーン

――今回レーンが搭乗するのはアニメオリジナルのモビルスーツであるTX-ff104 アリュゼウスだったという衝撃がありました。これを知ったときはどんな気持ちが湧きましたか?

やっぱり驚きですね。映画の中で原作小説をどう再構築しているのかは、僕らも台本を頂くまで知りませんから。メタ的な言い方になってしまいますが、第1章、第2章を通して、レーンは彼なりに成長しているとは思います。けれど、目に見えて大きな変化があるかと言えば、別にそうでもないんですよね。結果だけを見れば、ハサウェイと二回戦って、二回とも負けているし。ただ、レーンのような立ち位置のキャラクターがいることで、ハサウェイの不完全さや、妙に達観した部分、あるいは老獪さが際立つんじゃないでしょうか。

そうしたハサウェイの人物像を示すために、レーンという、青臭くて真っ直ぐで、まだ夢や理想を信じている存在がいる。そういう対比関係になっているのかなと、今回の台本を頂いて改めて感じました。

――複雑な立場や感情を持つハサウェイたちに対し、レーンは作中で最も素直な人間として描かれているように感じます。

レーンは一度ハサウェイに敗北したことで、「理想と現実は違うのではないか」と考えたと思います。その上で、第2章で強調されているのは、大人の世界に対して「自分はそうはなるもんか」という理想ですよね。理想と現実がぶつかり、彼自身も現実に気づきはじめてはいるものの、打算や計算で動いている大人たちのようにはなりたくないと抵抗をしている。たとえ夢物語だとしても、理想を選び取りたい。そんな彼の青さはずっと一貫した部分だと感じます。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」 / (C)創通・サンライズ


■「マフティーが観光地にいるわけないだろうっ!」

――レーンのシーンをはじめ、第2章で印象的だったシーンや演出はどこになりますか?

レーンで言えば、「マフティーが観光地にいるわけないだろうっ!」という台詞ですね。自覚のない領域でマフティーのことを理解し始めているというか、あるいは共鳴し合っている。そんな風にも思えるのが非常に面白かったです。

ギギがメイスにこっそり耳打ちするシーンも音響のバランスが素晴らしかったですね(笑)。今回、僕は一人での収録でしたが、先に入っている皆さんの芝居を聴いて、「こういうアプローチもあり得たんだ」と気づかされることが多かったです。それもあって、意外となんでもないシーンの方が印象に残っているかもしれません。

例えばギギが耳打ちする直前に見せた、「ふふん」という笑い方。何気ないシーンに見える中での人間性の揺らぎのようなものがとても面白かったです。原作小説の既読者の視点で見ると次への伏線のようなシーンが多かった気もして、最後、ケネスの「もう少し見てみたかったものだな」といった台詞も含め、次はいつ収録するのかと楽しみにしています。

――今回、ハサウェイが激しく不安定になっていく様が描写されていましたが、斉藤さんから見てその様子をどう思われましたか?

個人的には、ハサウェイは100%の共感はできないキャラクターだと感じています。彼も色々な物事を背負わされすぎているんだと思いますが、そのやり方にはやっぱり賛同はできないです。ハサウェイはある意味で理想主義的であり、もう引くに引けない状態になっている人なんだと思います。外的要因があるにしても、彼自身、自ら狂気の縁を歩むことを選んでいる側面もあるのかなと思いました。レーン・エイムを演じる立場からすると、少なくとも「キルケーの魔女」の段階では、レーンにはハサウェイのことは全く理解できないだろうなと思います。

――アニメ化発表時のアナウンスの通りなら、次の第3章が最終章となります。そこに向けて期待している点はありますか?

原作小説のエッセンスを今のアニメーションとして表現するならどうアプローチすべきか、というのを、スタッフの皆さんが色々な角度から考えていらっしゃいます。原作小説を知る身としては、あのラストをどう描くのかが一番気になりますね。これは我々、本当に何も聞かされていません。原作小説通りの展開になるのか、そうでないのか。アニメ「閃光のハサウェイ」がどのようなゴールに辿り着くのかは、役者としても、一視聴者としても非常に楽しみです。

まずは第1章、第2章をじっくり見直すことですね。僕自身、今作をまだ咀嚼しきれていない部分もありますので、繰り返し鑑賞し、第3章に向けて気持ちを高めていきたいです。

◆取材・文=鈴木康道
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」 / (C)創通・サンライズ



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