チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されたMotoGP開幕戦タイGPで、ジョアン・ミル(ホンダ)は好調な走りを見せた。しかし最終的にミルはトラブルによるリタイアを強いられた。その問題は、タイヤにあったという。
ミルはタイGPではまずまず好調で、スプリントレースでは7位を獲得。そして決勝ではマルク・マルケス(ドゥカティ)のリタイア後には5番手と、さらに良いポジションを走ることができていた。
しかし、トップ5フィニッシュを開幕戦で果たすことはできなかった。残り4周という終盤にリタイアしなくてはならなかったためだ。
ミルはレース後、“外部サプライヤー”の問題で完走できなかったと話していて、タイヤを供給するミシュランの問題だったと示唆した。ミシュランを直接的に批判しないのは、あまりに明言すると処分を受けかねないからだ。
「技術的な問題が起きた。タイヤの中央部分が大きく摩耗し、その結果、バイクが正しく機能しなくなった。だから止まらざるを得なかった」
ミルはそう語った。そしてつまりタイヤの問題だったのかと問われると、それに対しては笑いながら「外部サプライヤーの問題だよ」と答えた。
「なぜこうなったのかはこれから調べることになるけど、外部サプライヤーのタイヤの特定の一点だけで起きた現象だった。検証する必要があるだろう」
「今週末は本当に上手くいっていて、とても安定していたと思う。個人的にも調子が良かった。それだけに、残り4周でのリタイアはつらい。このコースでポイントを取るのがどれほど大変かを考えると、なおさらだ」
厳しい結果になってしまったミルだが、すでに次のレースに向けて切り替えている。
「今年の目標は、表彰台が狙えないサーキットでは、今回のようなレースをすることだ」
「最後まで戦って、チェッカーを受け、バイクをピットに持ち帰ることだ。そのために全力を尽くした。自分でコントロールできないことに固執すべきではないし、学び、理解し、次へ進むだけだよ」

