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怒りコメントも散財も“熱量”の扱い方で変わる…阪神ファン配信者が実践する、距離感を保って長く楽しむための習慣大全〈推し活がしんどい人ほど刺さる〉

怒りコメントも散財も“熱量”の扱い方で変わる…阪神ファン配信者が実践する、距離感を保って長く楽しむための習慣大全〈推し活がしんどい人ほど刺さる〉

さばかん流「推し活中毒」と距離感

――統計的にみても、阪神ファンは熱量が高い。半面、推し活の弊害についてはどう考えますか?

熱狂的なだけに、僕自身も負けが込むと腹が立ったり、イライラしたりすることがあります。そんなときは「今、野球を見られている幸せ」を思い出すんです。コーチや監督、選手がいるからこそ、いまこうして試合を見られるんだ、というリスペクトや、「見させてもらっている」という感覚も大事ですね。

――私自身、それがなかなか難しいんですが、「意識的に切り替える」ということ?

はい。カッとなったら、「いかんいかん」と自省する。采配についても、時には「あの選手を起用してくれればいいのに」などと思うこともありますが、最後には「いや、でも一番近くで見ている監督やコーチが一番分かっているはずだから」と考えるようにしています。
配信では、同様にカッとなった視聴者から、攻撃的なコメントが来ることもありますが、「選んだのは監督ですから、見てみましょう」と呼びかけたりします。

――推し活は「中毒性」も高いとされますが、ご自身の対策は?

僕自身は、配信でアウトプットすること自体が、ストレス発散や適切な距離感を保つきっかけになっている気がします。ファンの皆さんに向けて言葉にすることで、気持ちのモヤモヤや熱狂的な思いが、客観的に整理される部分がある。

あとは、複数の趣味を持つことで、熱狂を分散することでしょうか。音楽が大好きなので、野球や阪神タイガースオンリーにならないよう、ライブにも積極的に行くようにしています。

――まさに後者も、新刊でご紹介している内容です(笑)。あとは、推し活消費についてはいかがですか?

僕も結構、グッズとか買っちゃうほうなので、「買い過ぎたかな」と思うときは、あえて配信で言うようにしています。すると、視聴者の人達が「使い過ぎやで」など注意してくれるんです。

阪神ファンは、横の繋がりが強い「関西マインド」をもつ人も多いので、良かれと思っていろいろ助言してくれる。そのことで、自然と消費にブレーキがかかるんです(笑)。

阪神ファンとしてのこれから──“趣味”で配信を続けるために

――今後の目標を教えてください。

はい。野球を見る際の選択肢のひとつとして、「今日は「さばかん」の配信を見よう」と思ってもらえる存在になることです。アプリの「一球速報」(スポーツナビ)やテレビ、ラジオ、スポーツ新聞、そうした中の一つに、自然と僕のYouTube配信が入ること。

そのためには、配信の頻度を増やしたり、「リアクション」を強化したりすることでしょうか。自分の顔をデフォルメして画面に小さく出すなど、視覚的に動きをつける工夫も考えています。

――会社も設立されたとか。

はい。安定した軸を持ちながら、好きなことを続けたい。もちろん、YouTube配信だけでは収入が不安定な側面もあるのですが、それ以上にYouTubeを「仕事にはしたくない」との思いが強いので。

先程もお話しした通り、配信では「ファン目線」を忘れたくない、趣味の延長でいたいんです。だからこそ、「好きな野球観戦や配信を続けるために、どんな働き方をすべきか」という逆の発想で物事を考えるようにしています。

――最後に、阪神ファンや視聴者の皆さんへのメッセージを。

今年も、3月のWBCやオープン戦を、積極的に実況配信していきます。ぜひ見に来ていただけたらうれしいです。

皆さんと、大好きな野球や阪神タイガースを、共に応援し、共に一喜一憂できたら、それが僕にとってなにより最高に幸せです。

ーーありがとうございました。私も熱くなり過ぎないように注意しながら、今年も甲子園球場で皆さんと「六甲おろし」を高らかに歌える幸せを、存分に噛み締めたいと思います。選手や監督、コーチ、そして阪神ファンの皆さんに感謝しながら…!

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