
ディズニーがAI時代に挑む映画「トロン:アレス」が10月10日(金)に日米同時公開される。公開に先駆け、日本人17人のメンバーで構成された人気ダンスチーム・アバンギャルディとのコラボ映像が到着した。
■「トロン」シリーズの最新作が公開
1982年に公開された「トロン」は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描く。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した作品として注目された。
2010年には、続編の「トロン:レガシー」が公開。青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像体験は多くのファンを魅了。ダフト・パンクが手掛けた楽曲も話題になった。
そして、今作の物語の舞台となるのは、我々人類が暮らす“現実世界”。これまでデジタル世界で展開されてきた人類とAIの戦いが、ついに身近な現実世界で描かれる。
ディリンジャー社は、最強の人型軍事AIのアレス(ジャレッド・レト)を現実世界に実体化させることに成功。彼は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒れても何度でも再生可能という、まさに最強のAI兵士だった。制御不能となったAIたちが暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく中、現実世界で人間を知ったアレスにも異変が起きる。
なお、「トロン」シリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
■アバンギャルディが、AIダンサーの“トロンギャルディ”として起用
この度到着したのは、「トロン:アレス」の世界観を表現したダンスパフォーマンス映像。出演するのは、日本人17人のメンバーで構成された人気ダンスチーム・アバンギャルディだ。SNSで「謎の制服おかっぱ集団」として世界的に話題を集め、2023年6月にはアメリカNBCのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演し、日本人として10年ぶりの決勝進出を果たした。
4月には大阪万博の開会式でパフォーマンスを披露した彼女たちが、今回「トロン:アレス」のデジタル世界から現実世界へと侵食する、AIダンサーの“トロンギャルディ”として登場する。その無表情かつ無機質で完璧なパフォーマンスはAI的な存在感を放ち、人間とAIプログラムを描く同作との親和性が高いことからの起用となった。
■「新しいアバンギャルディの姿を引き出していただいた」
今回解禁された映像では、NINE INCH NAILS(ナイン・インチ・ネイルズ)の壮大な楽曲に乗せて、AI兵士の襲来による未知なる恐怖や、まるでライトサイクルが駆け抜けるような疾走感を、ディリンジャー社の象徴である赤のレーザーライト演出で表現。同作からインスパイアされたLEDスーツをまとった彼女たちの圧倒的なダンスは、デジタル世界と現実世界が交差する映画の世界観と高い親和性を持つ。走り迫り、交互に周囲を見渡す振りは、劇中で“永遠”を探し求める最強AI兵士とリンクさせるなど、卓越したダンスパフォーマンスで魅せている。
撮影後に実施されたインタビューでは、映画とリンクした衣装や演出について「初めて着る光の衣装や光のレーザー演出によって、また新しいアバンギャルディの姿を引き出していただいたかなと思っています」と自信をのぞかせた。
“AI兵士”をコンセプトとしたダンスの工夫した点について、「AIっぽい機械的な動きや、人間っぽいしなやかな動きで、AIが実体化していくのを表現した」と語り、最初の首を振る動作は、機械が“起動していく”イメージで振り付けしたという。首を振り回す振り付けが多いアバンギャルディだが、「(今回)機械なので、機械は首と身体が一緒に動くと思うのですが、それを皆で意識して、一緒に練習して揃えるのを初めてやりました」と、この作品ならではのポイントを明かした。

