
イラン女子が韓国戦前に“衝撃的な行動”。米・イスラエル軍の空爆で最高指導者が死亡。涙をこらえる選手も【女子アジア杯】
イラン女子代表が、現地3月2日に行なわれた女子アジアカップ初戦・韓国戦(0-3)の試合前に、国歌斉唱を拒否した。英紙『Daily Mail』など様々な国のメディアで報じられている。
試合前のアンセムで、沈黙が流れた。この行動は、米軍とイスラエル軍のイランへの空爆により、1989年からイランの最高指導者を務めてきたアヤトラ・アリー・ハメネイ師が殺害されたと確認された直後の出来事だ。これに対しテヘランはイスラエル、アラブ首長国連邦、バーレーンなど複数の国に報復攻撃を開始している。
一方のピッチ上では、国歌斉唱を拒否した際、選手の中には涙をこらえているように見える者もいた。マルズィエ・ジャファリ監督は微笑みを浮かべていたという。
このイラン女子代表チームの衝撃的な行動について、著名なサッカーコメンテーターたちが声を上げている。ベテランジャーナリストのトレイシー・ホームズ氏は、「彼女たちは明らかに、自国で起きている出来事から力を得ている」と指摘。「試合会場には、黄金の獅子と太陽が描かれたイスラム革命前の旗を掲げるイラン人サポーターのグループもいた」と伝えた。サッカーコメンテーターのルーシー・ゼリッチ氏は、「彼女たちの腕に力を」とコメントしている。
緊張状態は続いているなか、チームは大会に参加。次節は5日に開催国のオーストラリアと相まみえる。オーストラリアの主将サム・カーは「世界で起きていることは明らかに大変なこと」とし、「でも、彼女たちはただの若い女の子で、若いサッカー選手です。私たちは他の試合と同じようにこの試合に臨み、チームに最大限の敬意を払い、適切に準備します」と話している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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