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え、そこも『虎に翼』と一緒? 『ばけばけ』商売大失敗の父(岡部たかし) モデルの人物は「裁判にかけられた」らしい

え、そこも『虎に翼』と一緒? 『ばけばけ』商売大失敗の父(岡部たかし) モデルの人物は「裁判にかけられた」らしい


朝ドラ『ばけばけ』司之介役の岡部たかしさんプロフィール写真

【画像】え…っ!「高石あかりとは違う和風美人」「賢そう」 こちらが『ばけばけ』ヒロインのモデル「小泉セツ」さんの写真です

ダメ親父役が似合いすぎる岡部たかしさん

 1890年に来日し、『怪談』『知られぬ日本の面影』『骨董』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、「怪談」を愛し彼を支えた妻の小泉セツさんの生涯をモデルにしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第1週は、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が幼かった頃(演:福地美晴)の、明治初期の物語が描かれています。

 松野家は明治維新によってそれまでの藩からの収入を失った没落士族で生活が困窮していましたが、父「司之介(演:岡部たかし)」は3話で、城勤めの頃の知り合いでもある「金成初右衛門(演:田中穂先)」という商人から教わった、舶来のウサギを仕入れて高く売る商売を始めました。

 ウサギのビジネスは最初は上手くいくものの、3話の最後では司之介が松野家に帰ってこなくなるという衝撃展開が描かれています。どうやら、商売でとんでもない失敗をしてしまったようです。

※この記事では、『ばけばけ』の今後の展開のネタバレになる情報に触れています。

 いくつかの記録を見ると、トキのモデルのセツさんが育った稲垣家(トキさんの生家は小泉家だが、生後7日で親戚の稲垣家に養子に出された)は、大黒柱の金十郎さんが慣れない商売を始め、先祖代々の家を失うほどの大損をしたことが語られています。そして、一家は『ばけばけ』3話で語られていた貧しい人びとの住む「川の向こう側」に、転居することになったそうです。

 司之介役の岡部たかしさんは、2024年前期の連続テレビ小説『虎に翼』で、主人公の父「猪爪直言」を演じており、その際も家族への愛情は深いものの、情けない父親の役でした。そのため、SNSでは「岡部たかしが父役という時点で失敗するのは分かっていた」「典型的な朝ドラあるあるのダメ親父が似合う」といった声も出ています。

 ちなみに、金十郎さんに関する記録を読むと、彼は商売のせいで「裁判」にかけられていたそうです。もし今後そのような展開になれば、またも『虎に翼』との共通点が生まれます。

 セツさんと八雲さんの息子、小泉一雄さん(1893年生まれ)の父母に関する書籍『父 小泉八雲』(1950年、小山書店)には、母セツさんの養父である金十郎さんに関して、

「詐欺にかかった上に、相手が悪辣極まる奴で逆に無実の罪を着せられ、数年後には晴天白日の身とはなったものの、裁判費用で財産を悉く無くし、日常の生活費にも事欠くの有様となった」

 という記述がありました。彼はただ商売で騙されただけでなく、詐欺師から濡れ衣まで着せられたとのことです。

『虎に翼』でも、直言が帝都銀行の経理課長だったときに、「共亜紡績」の不当な利益で起きた「共亜事件」への関与が疑われ、贈賄罪で裁判にかけられるという展開がありました(最終的に無罪)。史実通りに進むなら、またしても朝ドラで岡部たかしさんが被告人席に座る姿が描かれるのでしょうか。

 ただ、セツさんの評伝『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)によれば、一雄さんの話の真偽を確かめるために、著者の長谷川洋二さんが松江地方裁判所が設立された明治8年から10年までの記録を調べるも、金十郎さんが裁判にかけられたという記載はなかったそうです。記録が残っていないのか、孫世代の一雄さんに伝わった情報が間違っていたのか、いまとなっては分かりません。

 今後、金成に騙された司之介が無実の罪まで着せられる、という展開があればドラマとしてはかなり盛り上がるでしょう。ただ、かなり『虎に翼』と被ってしまうので、どうなるかは未知数です。今後の放送に注目しましょう。

※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『小泉セツ 八雲と「怪談」を作り上げたばけばけの物語』(三才ブックス)、『父 小泉八雲』(小山書店)

配信元: マグミクス

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