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『ばけばけ』ヘブンの日本滞在記「印税」額がエグすぎ 「錦織のモデル」への手紙読むと、実際はもっと貰ってたらしい

『ばけばけ』ヘブンの日本滞在記「印税」額がエグすぎ 「錦織のモデル」への手紙読むと、実際はもっと貰ってたらしい


『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)

【画像】え…っ! 「トキが眠い原因では」「この子が遺産を」 コチラが1893年に生まれた『ばけばけ』モデル夫妻の「可愛すぎる長男」の写真です

東京帝国大学の給料もすごい

 放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第22週107話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」宛に、郵便の為替が届きました。そこに書かれていた金額に、視聴者の驚愕の声が相次いでいます。

 為替の内容はアメリカでベストセラーになったという、ヘブンの「日本滞在記」の印税でした。書面がアップになった場面を見ると、「700ドル」「1050円」と書かれています。

 ヘブンが同居する教え子「錦織丈(演:杉田雷麟)」に1000円はどれくらいの価値か聞くと、彼は贅沢をしなければ家族が5~10年は暮らせるほどの大金だと答えました。この場面には、視聴者から

「700ドル!!!すごい印税!」

「印税で日本滞在記が日本大金期へと化け化けだ…明治時代の1000円はいくら位なのだろうと少し検索しただけで、1000万円~2500万円と出て来るほど」

「ヘブンさんは印税に千円入ったから2年ぐらいなら単身でフィリピン行こうと思ってるのかな、おトキのために家族のために」

「印税1050円っておサワちゃん(月給4円の非正規教員)260人分くらいか すごい!」

 といった驚きの反応が出ています。諸説ありますが、明治中期の1円が現在の3万ほどの価値だと仮定すると、ヘブンの元には約3150万円もの大金が入った計算です。

 ヘブンのモデル・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、『ばけばけ』の日本滞在記にあたる日本に関する最初の著書『知られぬ日本の面影』(上下2巻)を、熊本を去る1週間ほど前の1894年9月29日に発表しました(その後は神戸に移住)。

 出版の時期は『ばけばけ』と違うものの、ハーンの元にはかなりの印税が入っていたようです。1895年10月2日付けの親友・西田千太郎(「錦織友一」のモデル)宛の手紙では、ハーンは「文筆の仕事だけで独立の見込みがある」ことを語り、さらに「今年は、わたしは千三百円の収入を得ました、来年はもっといい予想を立てています」とも書いていました。

 また、同年10月29日付の東京帝国大学のバジル・ホール・チェンバレン教授(英訳版『古事記』を手がけた人物で、ハーンの知人)への手紙では、ハーンは同年9月までに2000円を稼ぎ、翌1896年には倍の4000円ものお金が入る見込みがあると綴っています。こちらの記述は、神戸で1895年1月末まで勤めていた新聞社「神戸クロニクル」での収入(月給100円)も入れた額かもしれません。

 さらに、その後の1896年9月、ハーンは東京帝国大学の英文科講師の職を得て家族と上京し、毎月400円もの高給を貰うようになりました。ハーンは『知られぬ日本の面影』以降も著作を次々発表しており、印税も含めてかなり裕福な暮らしができていたと思われます。

 1904年9月26日にハーンが54歳でこの世を去った後も、彼の書籍の印税は妻のセツや子供たちの生活を支える重要な基盤となりました。『ばけばけ』でも、ヘブンの印税は今後のキーワードになりそうです。

※高石あかりの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『小泉八雲 ラフカディオ・ヘルン』(中央公論新社)、『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)

配信元: マグミクス

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