現地3月2日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での覇権奪還を狙うアメリカ代表がついに初練習を行なった。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー(ともにフィリーズ)、タリク・スクーバル(タイガース)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)ら投打に史上最強ともいえる豪華メンバーを揃え、連覇を狙う侍ジャパンの前に立ちはだかる。
同日、アメリカの1次ラウンド3試合の先発投手が明らかとなった。初戦のブラジル戦がローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、第2戦の英国戦がスクーバル、そして第3戦のメキシコ戦にはスキーンズが登板するというゴージャスな陣容だ。
そんななか、米全国紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が公式Xを更新。今大会におけるスクーバルの“ある取り決め”に関して言及した。「プランとしては、サイ・ヤング賞を2度受賞しているタリク・スクーバルはWBCの第2戦・英国戦で約55球を投げ、その後レイクランドに戻ってタイガースに再合流する予定だ」と報じたのだ。
WBCの1次ラウンドの球数制限は大会規定で「65球」と定められているが、それを10球も下回る「55球」。2月23日、今大会のスクーバルは1試合限定の登板であることが発表された際も非難の声が国内から噴出したが、今回も同様に厳しい意見が寄せられた。
ナイチンゲール氏が投稿したポストのコメント欄には、「やる気があるのか!」「そもそもなぜ彼を選んだんだ?」「母国への誇りを持てよ」「なんで楽勝できる英国戦なのかね」「ユニホームを着る資格はないな」「すぐにロースターから外すべきだ」「WBCの価値を貶める決定だよ」「スクーバルにとっても時間の無駄遣いだろ」「ならせめて準決勝か決勝で投げてくれよ」「全力を尽くさないなら最初から出るな!」などなど、批判的な見解が大勢を占めている。
現在29歳の最強左腕は契約最終年を迎えており、オフには史上最大規模のフリーエンジェント(FA)が見込まれている。そうした背景もあっての1試合限定だと思われ、アメリカ代表の主将を務めるジャッジはスクーバルを擁護した。「彼にはこれから大きな契約が待っている。それでも祖国のためにすべてを懸けてここに来てくれた。たとえ1試合でもリスクはあるだろう。そのリスクを承知で合流してくれたことは、チームにとって何よりも大きな意味を持つんだ」と話している。
構成●THE DIGEST編集部
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