2026年からF1に新規参戦するキャデラックは、シミュレータプログラムに携わるドライバーとして、新たに3名の起用を発表した。
発表されたシミュレータプログラムに携わるドライバーは、元インディカードライバーのシモン・パジェノー、元ハースF1のリザーブドライバーでF1に2度参戦経験のあるピエトロ・フィッティパルディ、そしてキャデラックの姉妹ブランドであるシボレーのGT3ファクトリードライバーであるチャーリー・イーストウッドの3人だ。
2019年のインディ500勝者であるパジェノーは、2023年のインディカー参戦中、ミッド・オハイオ戦で大クラッシュを喫してしまい、脳震盪を起こした。それ以来レースには参戦していないが、ペンスキー時代のチームメイトであるスコット・マクログリンのドライバーコーチを務め、シミュレータ開発にも携わってきた。
そして新たに、彼はキャデラックF1のシミュレータ開発にも携わることになった。
「クルマの技術面を最適化することや、ファクトリーの人々との関係を築くことは、自分がレースを始めた頃からの情熱だ」とパジェノーは語った。
「エンジニアと話し、シミュレータを開発し、可能な限りリアルに近づけることをとても楽しんでいる。この仕事は、自分の専門知識を生かし役に立てていると感じさせてくれるんだ。あの事故以来、少し欠けていた感覚だった」
「僕の役割と目標は、シミュレータを現実に限りなく近づけ、マシンの基礎を築くことだ。キャデラックが可能な限り正確に現実に近づけるようにサポートしたい」
キャデラックF1のチーム代表を務めるグレアム・ロードンは、パジェノーがシミュレータ開発における大きな助けになっていると語る。
「(拠点の)シャーロットでのシミュレータ作業は、チームを作っていく上で非常に重要なモノだ」
「多くの点で不可欠なことだ。ベースラインの性能や空力セットアップを確立し、グランプリの週末に向けてレースの準備を整え、システムやプロトコルの検証だけでなく、そして米国・英国、そして最終的にはサーキット現場を結ぶ明確で効率的なコミュニケーションを構築するんだ。シモンはこのプロセスに対し、経験とエネルギーをもたらしてくれており、大きな助けとなっている」
またハースF1でリザーブドライバーを務め、2020年にロマン・グロージャンが大クラッシュで欠場したときに代役を務めたフィッティパルディは、キャデラックF1プログラムの一員になれることは光栄だとSNSを通じてコメントした。
「キャデラックF1の一員になれたことをとても誇りに思う」
「この数ヵ月間、僕らはシミュレーションテストやフルGPシミュレーションを通じて、チームの2026年型F1マシン開発に取り組んできた。キャデラックのような象徴的ブランドの一員になれるのは光栄なことだ」
なおキャデラックはF1参戦を果たす上で、ドライバーにはセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスというベテランコンビを起用。テストドライバーにはインディカーで活躍してきたコルトン・ハータが加わっている。

