
物語の舞台はニューヨーク。長年連れ添った親友のベッシーが亡くなり、心にぽっかり穴が空いてしまった94歳のエレノア。ある日、気軽なお茶会のつもりでホロコースト生存者の自助グループの会に迷い込んでしまった彼女は、その場しのぎのつもりでベッシーの激動の半生を語る。それに感銘を受けたジャーナリスト志望の学生ニナとの友情に心躍るエレノアだったが、彼女の悪気ない嘘が大騒動へと発展していく。
主人公のエレノアを演じるのは、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』(24)で93歳にして映画初主演を飾ったジューン・スキッブ。ニナ役を「28年後…」シリーズのエリン・ケリーマン、ニナの父ロジャー役を『それでも夜は明ける』(13)のキウェテル・イジョフォーが演じるほか、ジェシカ・ヘクト、リタ・ゾーハーらが共演。
ヨハンソンが自身や家族のルーツであるユダヤ・カルチャーを背景に、ニューヨークを愛した祖母ドロシー・スターンに捧げた本作。是非ともスクリーンで、パワフルな老婦人エレノアのユーモアとウィットに富んだ生き様を目撃あれ。
文/久保田 和馬
