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スーパーGT、来季ワンメイクタイヤサプライヤーの交渉は佳境か。“F1方式”の複数コンパウンドでの運用を計画

スーパーGT、来季ワンメイクタイヤサプライヤーの交渉は佳境か。“F1方式”の複数コンパウンドでの運用を計画

スーパーGTでは、2027年よりタイヤがワンメイク化することになっている。これについてプロモーターのGTA(GTアソシエイション)は、富士公式テストでアナウンスすることを目指していると明かした。

 これまで、複数のタイヤメーカーによる開発競争が大きな特色であったスーパーGT。しかしGT300のタイヤコスト高騰をはじめとする様々な事情を鑑みて、2027年よりGT500クラス、GT300クラス共にワンメイク化する方向に舵を切った。これについては、タイヤコンペティションにこだわりを見せていたGTAの坂東正明代表も、断腸の思いで下した苦渋の決断であったとしている。

 ワンメイク供給するサプライヤーの選定に向けては、2025年秋の段階で入札が行なわれていることこ明らかにされていた。また、その入札は新規のメーカーではなく、スーパーGTに参戦している既存メーカーの間で行なわれていたようだ。

 2026年最初の公式テストが行なわれた岡山国際サーキットでは、坂東代表の会見が実施されたが、その中で坂東代表は既に入札が終了しており、GT500、GT300でそれぞれ優先交渉権を手にしたメーカーと交渉を行なっていると明かした。早ければ、来週の3月15日(日)、16日(月)に行なわれる富士テストでメーカーがアナウンスされる可能性もあるとのことだ。

 そしてこのまま順調に事が進めば、8月の第4戦富士戦以降は、レース翌日の月曜日などを活用してテストをしていくという。

 また、GT500は全車Class1規定に準拠した車両である一方で、駆動形式や重量の異なる多種多様なマシンが参戦するGT300については、公平なタイヤづくりをしていくのは簡単ではないだろう。坂東代表も、海外カテゴリーでもワンメイク化当初はタイムの出ない車種が出てくるという苦労もあったと聞いているとして、まずはGT3車両の合わせ込みからしっかりテストしていきたいと語った。

 これまでは、各タイヤメーカーがコンパウンド、構造の異なる無数のタイヤを開発していたが、ワンメイク化によってその種類は必然的に少なくなることになる。具体的にはF1のようにソフト・ミディアム・ハードといったコンパウンド分けをして、それぞれを見る者が分かりやすいように色分け。そして300kmレースの場合はその内2種類を持ち込んで戦うようなフォーマットを想定しているという。

 したがって坂東代表は、今後のスーパーGTはチームやドライバーの技量がよりフォーカスされるようなレースになるだろうと語った。

「ワンメイク化することでコスト的に楽になって、チームも運営がやりやすくなる反面、ドライバーとチームの技量を上げないと戦績に結びつかない、ものすごくシビアで過酷な環境下に追い込まれる。そのことをチームの皆さんが分かっていただいた上でワンメイク化する……それが自分の考えです」

「それこそ、みんなタイヤ(の表面)がバサバサになる時は、技量のあるドライバーはそれでも何周か持たせられる、ということもあるかもしれません。チームの技量も大事になるし、ドライバーの走り方ひとつでタイヤを持たせられるような、すごく繊細な戦いになってくると思います」

「今までタイヤに頼っていた人たちは頼れない。その方向性でいいと合意をとった上で進めています」

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