F1開幕戦オーストラリアGPのフリー走行2回目は、マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップタイムをマークした。
レギュレーションが大幅に変更され、新時代を迎えたF1。金曜午前のFP1ではマクラーレンやアストンマーティンがマシントラブルに見舞われた。
現地時間16時からスタートするFP2は、予選が行なわれる時間帯と同じセッションであり、通常なら予選シミュレーションが実施される重要な60分。各車がその実力をある程度見せることも予想される。
気温22度、路面温度31度でセッションがスタートすると、FP1に引き続きアウディのニコ・ヒュルケンベルグが一番乗りでコースへ。FP1ではギヤボックストラブルに見舞われたランド・ノリスも、問題なく走り出した。
一方、FP1で全く走れなかったアストンマーティンのフェルナンド・アロンソのマシンは、セッション開始時点でまだエンジンカバーを開けてクルーが作業をしている状態だった。
なおピットレーンでは、ルーキーのアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がファストレーンに合流しようとするアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のフロントウイングを踏んでしまうシーンもあった。こういったシーンは、開幕戦ならではと言えるかもしれない。
またレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ピットレーン出口でエンジンが止まりコースインできず。こちらはすぐに走行再開とはいかず、スタッフがガレージで並び、マシンを隠すような状況だった。
走り出しはハードタイヤとミディアムタイヤを履くマシンが半々だったが、アストンマーティンのランス・ストロールはソフトタイヤでコースイン。ただすぐにピットに戻った。アロンソはセッション開始から15分が経とうという頃、アロンソが週末初めてのコースインを果たした。
マクラーレンのオスカー・ピアストリがハードタイヤで1分20秒638をマークし、トップに立っていたが、メルセデスのジョージ・ラッセルがセッション開始20分を前にソフトタイヤを投入。1分20秒049を刻んだ。これにアントネッリも続き、0.178秒差の2番手につけた。
それからしばらくして、ソフトタイヤを履いたマシンが続々コースイン。そんな中2度目のアタックを実施したアントネッリが、1分19秒943までタイムを更新した。
フェラーリ勢もソフトタイヤでアタックしたが、メルセデスの2台におよばず。ルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手に甘んじた。
母国レースのピアストリは、残り25分頃にアタック。1分19秒729でトップタイムを塗り替えることに成功した。トラブルでソフトタイヤでのアタックが遅くなったフェルスタッペンは、0.637秒遅れの6番手止まりだった。
アタックが一通り落ち着くと、各車がハードタイヤやミディアムタイヤに戻し、レースに向けたロングランをスタートした。メルセデスはハードタイヤで1分23秒台、レッドブルはミディアムタイヤで1分24秒台中盤のタイムでの走り出しだ。ただフェルスタッペンは、ターン10でランオフエリアに飛び出してしまい、フロアを中心に大きなダメージを負ってしまった。
各車がロングランに取り組む中、キャデラックのセルジオ・ペレスがコースサイドでストップ。ペレスはガレージで長い時間を過ごしており、これが3周目だった。これによりバーチャル・セーフティカー(VSC)が出されたが、すぐにマシンが回収され解除された。
FP2は最終的にメルセデス勢を抑え、ピアストリが首位でセッション終了。とはいえ、メルセデスの2台はピアストリより15分早くアタックしており、その間に路面コンディションが改善しているであろうことを考えると、メルセデスにはまだ少し余裕があるのかもしれない。
フェラーリはハミルトンが4番手、ルクレールが5番手。FP1からの伸びしろが少なかった印象だ。6番手のフェルスタッペンはマシンストップにコースオフと慌ただしいセッションとなってしまった。
7番手ノリスもプログラムの遅れから、ロングラン中のマシンをかき分けてアタックする形となり、タイムがまとまらなかったようにも見受けられる。
立派なのはルーキーのリンドブラッド。レッドブルのアイザック・ハジャーを上回り、8番手に食い込んだのだ。
トップ4チームプラスリンドブラッドに次ぐ位置に並んだのがハースの2台。アウディのニコ・ヒュルケンベルグも12番手と、中団上位を争う位置につけた。
アストンマーティン・ホンダは、2台で31周走行。わずか3周に終わったFP1よりはだいぶマシだが、アロンソがトップから4.9秒遅れ、ストロールで6秒遅れと、戦う準備が出来ていない状態だ。
キャデラックも苦しく、バルテリ・ボッタスが28周を走りトップから3.9秒遅れ。ペレスはトラブルによりノータイムとなっている。

