ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎が、F1オーストラリアGPの初日を終えてコメント。振動に対する対策の効果を確認することができたと語った。
F1開幕戦のオーストラリアGP。その初日も、アストンマーティン・ホンダにとっては厳しいものとなった。FP1ではフェルナンド・アロンソが1周も走れず、ランス・ストロールも3周のみ。午後のFP2ではふたりとも20周近くを走行したが、ラップタイムは計測ラップを行なわなかったセルジオ・ペレス(キャデラック)を除けば最下位であった。
しかし折原エンジニアによれば、バーレーンテスト後から開幕戦までにかけて検証してきた対策が、実走行でも機能していることを確認できたという。
「本日のFP2は、PUのバッテリーへの振動に対する対策の効果を確認することができたという点で、我々にとってポジティブな内容になりました。アロンソ選手、ストロール選手が合計31周を走行し、振動対策の効果検証に必要なデータが得られました」
「HRC Sakuraのテストベンチで最初に実施した対策案が、オーストラリアGPでの実走行でも機能していることが確認でき、今日の走行では振動量が減少していることがデータとして明確になっています」
HRCの渡辺康治社長は木曜日に行なわれたメディアセッションで、「現段階で最も効果的と思われる対策を今週末から導入します。ただ、実際に車両を走らせてみないと、その効果は十分には確認できません。そのため、PUのオペレーションには一定の条件を課さなければいけません」と語っていたが、その効果は確認できたようだ。これはある意味前進だったと言えよう。
しかし他のトラブルが発覚したことにより、初日は思うように周回を重ねることができなかったと、折原エンジニアは言う。
「一方で、FP1はアロンソ選手のPUに不具合が見つかるところからのスタートとなりました。開始までに復旧を試みましたが間に合わず、作業継続のために14号車(アロンソ選手)は走行しない判断となりました」
「ストロール選手のPUにも1度目の走行中に問題を確認したため、一度ピットに戻して調査を行なうことを決めました。そのデータをもとにFP2に向けて変更を加え、FP2ではよりよい形で走行をすることができました」
オーストラリアGPの2日目となる3月7日(土)には、午前中にフリー走行3回目、午後には予選が行なわれる。初日を終えた段階で様々な反応が出ているが、2日目のアストンマーティン・ホンダは、より充実した走行プランをこなすことができるのか……世界中からの注目が集まっている。

