3月6日、岡山国際サーキットでスーパーGT公式テストの初日が行なわれた。午後のセッションは36号車au TOM'S GR Supraがトップタイムだった。
午前中のセッションでは、ディフェンディングチャンピオンの36号車au TOM'Sが幸先良くトップに。坪井翔の記録したタイムは1分17秒446で、昨年の開幕戦で彼らが記録した予選Q1トップタイムから0.3秒落ちというものであった。しかも今季からベースの燃料流量が95.0kg/hから90.2kg/hに引き下げられていることを考えると、エンジンパワーやダウンフォースの出やすい冷寒コンディションであることを差し引いても好タイムだったと言える。
14時からスタートした2時間の午後セッションは、雨の心配もされていたが曇りのまま進行。終盤の専有走行も含め各車ドライコンディションで走行することができ、終了直後に雨が降り始める……そんな午後だった。
GT500は各車序盤にショートランでタイム出しをした後、多くのチームがロングランに移行した。その結果タイムシートは、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraがトップ、au TOM'Sが2番手という順でしばらく変動がなかった。なお、ホンダのプレリュード勢はショートラン中心のチームが多く、そこでセットアップやタイヤの評価を行なっていたと思われる。
セッション終盤には、GT300クラスの52号車Green Brave GR Supra GTが最終コーナーのグラベルでスタックしてしまい、赤旗中断となったが、GT500、GT300各10分間の専有走行は時間をずらして予定通り実施された。
GT500は続々ベストタイムが更新されていったが、最終的にトップとなったのはau TOM'S。山下健太が、午前の坪井と同水準の1分17秒493というタイムで、2番手以下に0.351秒の差をつけた。
2番手に入ったのは12号車TRS IMPUL with SDG Z。3番手は39号車DENSOで、以下トヨタ勢と日産勢が続いた。ホンダ勢の最上位は17号車Astemo HRC PRELUDE-GTの8番手で、5台がタイムシートの下位に並んだ。
一方のGT300クラスは、専有走行ではあまり順位変動が見られず、トップは今季からBMW M4 GT3 EVOを投入した9号車PACIFIC ウマ娘 NAC BMW。ただ初日の総合トップは、午前に最速タイムをマークした60号車Syntium LMcorsa LC500 GTだった。
今季注目の元F1ドライバー、ダニール・クビアト(88号車VENTENY Lamborghini GT3)は、この日がGT3マシン初ドライブ。午後の専有走行でもステアリングを握り、トップと0.977秒差の14番手タイムをマークした。

