『旗揚げ記念日』東京・大田区総合体育館(2026年3月6日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○ロビー・エックス&石森太二vsロビー・イーグルス&藤田晃生×
石森&エックスがイーグルス&藤田を熱戦の末に撃破し、IWGPジュニアタッグ王座初戴冠。喜びを爆発させたものの、UNITED EMPIREのフランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤングが無法襲撃し、タイトル挑戦を要求した。
TMDKのイーグルス&藤田は1・5大田区大会での4WAYマッチを制してIWGPジュニアタッグ王座2度目の戴冠。1・20後楽園大会でHOUSE OF TORTUREのSHO&金丸義信を破って初防衛に成功すると、長期政権樹立を見据えた。
そんな王者に挑むのは2・11大阪大会で高橋ヒロムの退団を見送ったあとに挑戦表明をぶち上げた石森&エックスだ。昨年4月のタイトルマッチではイーグルス&藤田が防衛に成功したものの、同年11月のジュニアタッグリーグ公式戦では石森&エックスが雪辱に成功。好敵手同士による一戦は激闘となった。
いきなり4選手が同時にドロップキックを放って幕開け。スピーディな先制争いを繰り広げると、エックスがコーナーから捻りを加えたケブラーダを敢行する。その後も石森&エックスが空中殺法を駆使してイーグルスを攻め立てるが、王者組も怒とうの連係攻撃で主導権を奪取してエックスに集中攻撃。その後も一進一退の攻防が展開された。
石森がイーグルスの首に一点集中攻撃を仕掛けて、Bone Lockで絞め上げたものの、ブラディークロスにはつなげられない。両軍代わると、藤田がエックスをネ申スペシャルに捕獲して一転してチャンスを掴む。エックスはなりふり構わず指に噛みついて脱出すると、4選手入り乱れての打撃戦に突入。エックスがイーグルスにシッドダウンパワーボムを、藤田がエックスにジャーマンをそれぞれ決めると、場内は一気にヒートアップする。ここで王者組は合体技スウィートバスターをエックスに決めて勝機をたぐり寄せた。
石森が急行しても、ジャーマン&トラースキックで返り討ちにすると、エックスには合体技The Interceptorの構え。だが、エックスは2人まとめてリバースフランケンで叩きつけて大逆転に成功する。イーグルスにハンドスプリング式カッターを繰り出して場外に排除。試合権のある藤田は下がらずにカウンターのビンタからThrill Rideを狙ったものの、挑戦者組は止まらない。石森の飛びヒザ蹴り、エックスの旋風脚、合体技ブラディーキラーが立て続けにさく裂。石森が三角飛び式ケブラーダでイーグルスを分断すると、エックスはX EXPRESSを投下して、藤田から3カウントを奪った。
石森&エックスが嬉しいIWGPジュニアタッグ王座初戴冠。観客も大歓声で祝福するも、ここで招かざる乱入者が現れる。石森との因縁引きずるUNITED EMPIREのアキラ&ヤングだ。
パイプイスを持ち込むと、ヤングが2人の腹部にパイプイスを一撃。イスを石森の首に引っかけて拷問すると、客席からは「帰れ」コールが巻き起こる。アキラもイスを使ってエックスの首を絞め上げると、マイクを手にし、「お前らはチャンピオンに相応しくない」と挑戦要求。さらにパイプイスでエックスを殴りつけると、自分たちが王者だと言わんばかりにベルトを掲げて、大ブーイングを浴びた。
勝利の喜びを噛みしめる間もなく襲撃された石森&エックスは怒り心頭。エックスが「お前らみたいなクソ野郎にこの祝いをぶち壊させるつもりはないぞ」と感情をあらわにすれば、石森は「何? やりてぇの? いつでもやってやるよ。こっちはな、準備できてる。いつでもやってやる」と迎撃を宣言し、アキラ&ヤングとの初防衛戦実現が決定的となった。
【試合後の石森&エックス】
▼エックス「この団体でまだ2年も経っていない。ニュージャパンのリングに上がってから、2年未満だ。見ろ! 俺たちがやったことを見ろ! 言ったはずだ。俺とイシモリは止められないとな。『SUPER Jr.』で代替要員として入ったが、俺は代わりではないとお前ら一人ひとりに言った。違うんだ。さて、イシモリサン。アンタはニュージャパンの中で、俺が願いうる最高のパートナーだ。フランキー、ジェシカ、チビイタリア人のケリー……クソ女……そして、お前が連れてきた小さなクソガキ、ジェイコブのことも忘れてない。お前らみたいなクソ野郎にこの祝いをぶち壊させるつもりはないぞ。ここに来るために俺は死に物狂いで努力してきたんだ。ずっと見過ごされ、価値のないヤツらに追いやられてきた。ということで、(※石森の方を見て)頼む」
▼石森「見ただろ、オイ。有言実行だよ。IWGPジュニアタッグのベルトは、石森太二とロビー・“エクストリーム"・エックスのもとにあるぞ、オイ。なあ、どうだ? なんつったってよ、今日はやっぱりロビー・“エクストリーム"・エックスのおかげだよ。なあ、お前らもそう思うだろう? なあ!? お前らの目にはどう見えてるかわかんねえけどさ。ってかさ、なんかわけわかんねえヤツ出てこなかった? 誰、アイツ。アキラ? アキラ? (※英語で)クソイタリア人。クソイタリア人。あと、なんかよくわかんねえ、何、ジェ、ジェ、ジェ、ジェイ? ジェイ? ジェ、ジェ……わかんねえんだけどさ、アイツあまり知らねえぞ、あれ。何? やりてぇの? いつでもやってやるよ。こっちはな、準備できてる。いつでもやってやる。とりあえずよ、今日はIWGPジュニアタッグ、NEWチャンピオン石森太二、ロビー・“エクストリーム"・エックスの誕生だよ。ということで、これはまさしく神の恵み。そう……グレイスだ!」
※エックスと石森は祝杯をあげようとするが、石森が車で会場に来ていたことを思い出し、缶ビールをエックスに差し出す
▼石森「(※2本まとめて口に含むエックスを見て)オー、エクストリーム!」
【試合後のイーグルス&藤田】
▼イーグルス「ナニクソ! アーッ! ゴメンネ、ゴメンネ、ムスコ。ホントニマチガエタ」
▼藤田「間違えてないよ、大丈夫だよ。ごめんね、こっちこそ。ロビー」
▼イーグルス「ワカリマシタ」
▼藤田「強い! 強いな、石森太二、ロビー・エックス。ゾクゾクした。そしてベルトも獲られた。でもな、俺はな、1回負けたらであきらめられるような性格じゃないんだ。知ってるか、なあ? いつになるかわかんないけど、俺とロビーの準備がまた出来たら、再挑戦したいな。再挑戦じゃないな、“初挑戦"だな。お前らがチャンピオンだからな。あぁ、クソ! あぁ、まだだからな。俺はまだ消えてねえからな。ジュニアは新しい世界、連れて行かなきゃいけないんだ。今日は負けちまった。でも、これからの俺を、これからのジュニアを楽しみにしとけ。(※引き上げながら)ごめんね、ロビー……」
▼イーグルス「自力で立つこともできない。アー、オメデト、ロビー・エックス。初めてここで、王座を獲ったときの気持ちを思い出すよ。5年前だ。もう5年前。新日本プロレスの54周年ではあるが、3日後に、俺のデビューから18周年を迎えることになる。個人的な記念日を、ベルトをオーストラリアに持ち帰ることで祝いたかったが、それは叶わなかった。フジタと俺は楽しみすぎたのかもしれない。トゥーマッチ、オモシロイ。……再調整、リセットして、時間を置く。北米に残してきた問題を片付けにいくときなのかもな。ROHをROBにするって話もあるし。しかし、イシモリ、ロビー・エックス、途中で見かけたが、帝国を相手にすることになりそうだな。それが終わったら……フジタと俺がその王座を諦めたと思うなよ。(※カメラに手で3を示して)ハットトリックを狙いに行く」
【アキラ&ヤングの話】
▼ヤング「俺に正させろ、いいな? オーサカであったのは、ヒロムのおとぎ話。そして、めでたしめでたし。しかし、これは絵本じゃないんだ。本当の人生だ。イシモリ、ロビー・エックス、いいか、UNITED EMPIREがそのジュニアヘビー級のタッグタイトルを狙いに行く」
▼アキラ「ハハハハハ、俺にすべてのヘイトを向けろ」

