
フランス国内にはカナル(運河)がたくさん張り巡らされています。
中でも枝分かれが多い航路が伸びるブルゴーニュ周辺はカナルの船旅好きにはとても魅力的な地域です。
そのカナルの船旅の醍醐味の1つが「ロック」なのだとか。
フランス語ではエクリューズ(Écruse)という「ロック」とは、音楽のそれではなく「Lock」と書くほうで、2つの水門と水位の上下を利用して高低差のある場所を船が通れるようにしているしくみでのことをいいます。
このロック式の凄いところはなんと言っても電気を使わず、水圧を利用して手動で水門を開閉するという仕組みを約2000年前の人があみ出したことでしょう。
そして、とあるフランスのカナル情報サイトによると、この仕組みが改良・変遷しつつヨーロッパではオランダ、そしてイタリアで使われるようになってからフランスにもやってきたようです。
そのフランス最初のロックを設置したのがなんとレオナルド・ダヴィンチ!
歴史と旅のロマンが膨らみますね。
冬の風景の写真は(ブルゴーニュ・)フランシュ・コンテの東部にあるモンベルアール=オート・ソーヌ運河。
冬はカナルの一部が凍りつく気温です。
静かな河岸の遊歩道には寒さに負けず白い息を吐きながらそれぞれのペースで散歩する人同士が時おりすれ違います。
高低差がある運河の航行を手動で可能にするこのロック、現在自動式もあるようですが、この「先人の知恵」、今後も継承の記録を伸ばしていくことでしょう。
