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新エアロの日産Z、公式テストでスープラ勢に割って入るタイム。“au TOMS以外”とは互角か?「2番手、3番手は熾烈な争いになる」

新エアロの日産Z、公式テストでスープラ勢に割って入るタイム。“au TOMS以外”とは互角か?「2番手、3番手は熾烈な争いになる」

開幕前の空力開発が解禁となった今季のスーパーGT・GT500クラス。逆襲を誓う日産陣営のドライバーに、2026年仕様Zの仕上がりについて聞いた。

 長らく4台体制を敷いてきた日産陣営は、今季から3台体制に縮小。NISMO NDDPが消滅することになった一方、KONDO RACINGがタイヤメーカーをヨコハマからブリヂストン(BS)にスイッチするなど、変革の1年となる。

 2024年からZ NISMOをベースとしたGT500マシンで参戦していた日産陣営は、コンディション変化にナーバスな扱いづらいマシンとなっていたことが難点であった。そのため、時折速さを見せるレースがありながらも、安定してポイントを積み重ねることができず、チャンピオン争いには絡んでいけなかった。

 今季から採用される空力パッケージは基本的には2029年まで開発が凍結されるため、今オフの開発は非常に重要。日産のGT500車両開発を統括する日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)の木賀新一氏は昨年、Zの空力開発のコンセプトについて「今勝っているクルマ」……つまりシリーズを3連覇中のトヨタGRスープラがベンチマークになってくるとざっくばらんに明かしていたが、公式テストに現れたZは、フリックボックス(フロントバンパー両端付近)のカナードが4枚構造になっているなど、スープラとの共通点も見受けられる。

 岡山国際サーキットで行なわれた公式テストでは、BSユーザーのスープラ5台が総合タイムの7番手までに食い込んだが、その中に割って入ったのがZ。TEAM IMPULの12号車TRS IMPUL with SDG Zが3番手、NISMOの23号車MOTUL Niterra Zが5番手だった。

 TEAM IMPULのベルトラン・バゲットは、新エアロのマシンに好感触を覚えているという。

「昨年より間違いなくフィーリングは良くなっている。今回持ち込んだアップデートは、正しい方向に進んでいると思う」

「トラフィックが厳しくなった時にどんな振る舞いをするかが一番疑問だけど、マシンは良い反応を示していて満足している。新しいエアロはこのサーキットに合っている」

 一方、GT500で初めてブリヂストンタイヤを履くことになるKONDO RACINGの名取鉄平は、BSタイヤのポテンシャルの高さを感じており、“戦える”感覚があるとしつつも、今のところ低温でダウンフォースが出やすい環境でしかテストしていないため、空力の評価は難しい部分があるとした。

「難しいですよね。寒い時期はどんなエアロでもダウンフォースが出てしまいます。現状で感じる部分も色々あるのですが、夏になってからどうなるのかという点にフォーカスしています」

 そしてバゲットも名取も見解を同じくしているのは、自分たちがスープラ勢と戦えるポテンシャルがあると見ている一方で、現在最強の名をほしいままにしている36号車au TOM'S GR Supraは抜きん出ているという点だ。

 過去5シーズンで4度GT500を制しているau TOM'Sは、今回の岡山テストでも初日、2日目共に総合トップタイムをマーク。各車トラフィック等でアタックをまとめられないケースが多い中、確実にタイムを出してきている点はさすがだ。

 名取は次のように語る。

「僕たちは昨日(テスト初日)も全くクリアラップを取れない中でのアタックだったので、クリアを取れたら上位に行けるという手応えを感じています。それは周りも同じだとは思いますけどね」

「その中でauだけは抜けていますよね。2番手、3番手はすごく熾烈な争いになると思いますが、その中には全然入れていると思います。そこから抜け出してトップに行けるかはまた別の次元だと思います」 

 バゲットも「TOM'Sと戦えるのか? そこが問題だ」と言う。

「見た感じ、TOM’Sは他のトヨタ勢より常にコンマ3〜4秒くらい前にいるので、間違いなく倒すべき相手だ」

「NISMOのエンジニアたちは良い仕事をしてくれた。ただ、それが十分かどうかはまだ分からない。少なくとも他のトヨタチームとは戦える自信はあるけど、TOM’Sはまだ一歩先にいるように見える」

「でも確実に言えるのは、僕たちのチームとマシンは昨年より良い状態にあるということだ」

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