F1開幕戦オーストラリアGPの予選でメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは2番手。アントネッリはFP3のクラッシュから迅速な修復を行なったメカニック達に感謝している。
アントネッリはオーストラリアGP初日にFP1では8番手、FP2では2番手タイムと順調に進んできた。しかし2日目のFP3ではセッション終盤にターン2で大クラッシュ。マシンは大きなダメージを負ってしまった。
予選に出走できるかどうか危惧されていたが、メルセデスのスタッフは底力を発揮。Q1でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のクラッシュによる赤旗中断が発生したことも追い風となり、マシン修復を間に合わせた。
そしてアントネッリは修復されたばかりのマシンを操ると、順調にQ3まで進出。Q3のポールポジション争いでは、チームメイトのジョージ・ラッセルに次ぐ2番手タイムを記録する見事な挽回を見せた。
「今日は本当に、本当にストレスの多い1日だった」と、アントネッリは振り返った。
「残念ながらFP3でウォールに当たってしまった。今日のヒーローはメカニックたちだ。彼らがマシンをコースに戻してくれた」
「マシンのセットアップをする時間さえなく、ただコースに出てフロントロウを獲得することができた。本当にうれしいよ」
アントネッリ曰く、修復されたばかりのマシンは真っ直ぐに走るのも苦労するようなセッティングだったという。それでもQ1を突破し、Q3では2番手となった。
「マシンが右に大きく曲がっているのをすぐに感じた。全体的なバランスも、いつもより予測しづらかった。難しかったけど、文句は言えないよ」
アントネッリはそう語っていた。
なおアントネッリは予選Q3序盤にも赤旗の要因も作った。マシンに冷却用ファンをつけたままコースインするとそのファンをコース上に落とし、ランド・ノリス(マクラーレン)がそれを踏んでしまった。そしてたくさんのデブリが散らばってしまったのだ。
そのためメルセデスは「安全ではない状態のF1マシンをガレージからコースに送り出した」として、スチュワードに召喚された。
調査の結果メルセデスには7500ユーロ(約137万円)の罰金が科されることになった。しかしアントネッリの予選結果が変わることはなく、メルセデスのフロントロウ独占は維持された。

