
4月4日(土)より2クール連続放送となる新アニメ「本好きの下剋上 領主の養女」(毎週土曜昼5:30-6:00ほか、読売テレビ・日本テレビ系ほか)。放送開始まで1カ月を切った3月8日に第1話、2話の先行上映会が東京・新宿ピカデリーで開催された。会場には同作で声優を務める井口裕香、速水奨、井上和彦が登壇。トークショーや朗読劇が行われ、集まったファンを喜ばせた。
■新アニメ「本好きの下剋上 領主の養女」とは
「本好きの下剋上 領主の養女」はビブリア・ファンタジー小説「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」(TOブックス刊)を原作として制作されるアニメの新シリーズ。
「本がなければ作ればいい!」一人の少女の情熱が世界を動かす物語。
本が大好きな女子大生・本須麗乃が本に埋もれて亡くなり、書物の文化が発展していない別世界に病弱な少女・マインとして転生する。
魔力を持つ貴族が支配する地“エーレンフェスト”でマインは本作りに奮闘するが、その身に宿す強大な魔力を狙うさまざまな陰謀が渦巻く。マインは家族や仲間を守るため、領主の養女・ローゼマインとして生きる道を選び、日々を駆け抜けていく。
声優は、主人公・ローゼマイン役に井口、神殿での庇護者となるフェルディナンド役に速水、そして養父となる領主・ジルヴェスター役を井上が務める。

■井口「(放送枠も)“下剋上”していってますよね(笑)」
第1話の上映後、拍手に包まれてステージに姿を現したキャスト陣。井口は新シーズンの放送について「本当に待ち遠しいです」とコメント。
前シーズンにあたる第3期の放送から時間帯が変更となり、全国ネットの土曜夕方という“家族団らん”の時間に放送枠が移ったことについて、井口が「より多くの方に、老若男女問わずご覧いただけます。親子3世代で見ていただきたいと思います」と語ると、速水と井上も「すごいですよね!」「本当にいい時間ですよね」と共感。
井口が「(放送枠も)“下剋上”していってますよね(笑)」と作品タイトルに掛けたコメントで会場を沸かせた。

イベントでは本作ならではのエピソードも披露。井口は「モノローグ、ナレーション、(マインの)セリフという3種類の切り替えがあるんです。それぞれのニュアンスをどう演じ分けるかを意識しています」と、役作りのこだわりを明かす。
一方、速水は自身の演じるフェルディナンドについて「マインとの出会いを通じて、少しずつ人間味を帯びてくる」と分析。「鉛筆で例えると4Hが2Hになるような…まだ硬いんですよ(笑)。ちょっとずつ、じわりじわりと温かくなっていきますので、その様子にもご注目ください」とコメントしていた。
また、ジルヴェスターを演じる井上は過去シーズンを振り返り「最初、ちょこちょこと出てきたくらいで、“あれ、これレギュラーなのかな?”と思ったんですけど(笑)。出番も増えてきました」と茶目っ気たっぷりに語った。

■「旦那が“全部の要素を入れたら?”と」原作誕生の意外なきっかけ
イベント内のコーナーでは、原作者の香月美夜氏からのコメントとして「作品誕生の秘話」が明かされた。
「二次創作に飽きて、世界観から作るオリジナルのお話を書こうかなと思った時でしょうか。5つくらいプロットを作ったんですよ」「どれにしようか悩んでいたら旦那が“全部の要素を入れたら?”と言ったんですよね」「全部の要素を入れるために一本の芯が必要で“本”を中心にしてプロットの要素を再構成した結果『本好きの下剋上』の原型ができました」と本作の成り立ちが明らかに。

この意外なエピソードにキャスト陣からは「旦那さんファインプレーですね!」「そもそも5つのプロットがあるっていうのが本当にすごいですね」と驚きの声が上がった。
声優登壇パートの最後には朗読劇を実施。香月氏の書き下ろしによる短編「洗礼式までに」の生朗読が披露された。
会場に響き渡るプロの演技がファンを魅了。特に後半、速水演じるフェルディナンドと井上演じるジルヴェスターが繰り広げる掛け合いは圧巻の一言。
朗読後には井口も「お二人の後半の掛け合い、最高に幸せでした。こんなにも耳が幸せな時間だと思わなかったです」と感極まった様子で語っていた。


