F1開幕戦オーストラリアGPでアイザック・ハジャー(レッドブル)はレース序盤にマシントラブルによってリタイアを強いられた。彼はレース序盤に大きなチャンスがあったと振り返っている。
予選ではフェラーリ勢やマクラーレン勢を僅差で上回り、3番グリッドを獲得したハジャー。決勝では良い反応でスタートを切り、スタート直後にはポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)にも迫り、トップ争いを一時的に演じた。
しかしハジャーの挑戦は長くは続かなかった。すぐにフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンに追い抜きを許してしまったからだ。ハジャーは、序盤の争いについて振り返ると、スタート時点で既にバッテリーがほとんど無い状態だったと明らかにした。
ただ、スタート時のバッテリーについてはメルセデスの2台も、ルクレールもバッテリー残量がほとんどなかったとコメントしており、チームを問わず共通の問題が起きていた可能性もある。
「スタートは素晴らしかった。でも実はローンチ時点でバッテリーがほとんどない状態だったんだ」と、ハジャーは言う。
「それでもとても良いスタートを切れて、簡単にトップに立てそうだった。少なくともそれが今日の良かった点だ」
「『トップに立てる』と思った瞬間に、(電動)パワーがなくなった。だからその後は数周かけて回復させるしかなかった。エンジンの音もひどかったから、レースを完走できないと分かっていた。残念だ。おそらくルイス(最終的に4位)と争える位置にはいられたと思う」
なおスタート時の状況について、エネルギーが尽きていたのは、技術的なトラブルだったのかと尋ねられると、ハジャーはそれを否定した。
「技術的な問題ではないよ。ただ、こういうことが起きないようにもっと改善する必要があるというだけだ」
「6日間のテストでも、フリー走行でも、この状況をシミュレーションできなかった。正直に言って、新しい状況なんだ。レースはやはり別物だ。少なくともいい経験にはなってくれた」
そしてハジャーは11周目、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に抜かれたあとに、5番手を走っていた最中にマシントラブルでストップ。レースはリタイアとなった。
残念な結果となったものの、ハジャーが獲得した予選3番グリッドは、彼のポテンシャルを示すものだったと言えるだろう。近年のレッドブルのセカンドドライバーは、マックス・フェルスタッペンとのパフォーマンス差に苦しんできたが、ハジャーは良い形でシーズンは始めたと言えるだろう。
レースウィーク全体についてハジャーは「率直に言って凄く良い感じだった」と語る。
「週末を通してミスはゼロだった。とても快適に感じていたからこそ残念だ。もっとコース上で3位争いをしていたかった。それができていれば、きっと楽しかったはずだ」
「もちろん、(前任のドライバーたちより良い結果出せたことは)自信にはなる。でも、それについては最初から疑っていなかった」
「自分はポイントを取るため、表彰台に立つためにここにいる。でも今日は完全にうまくいかなかった。だけど、まだシーズンは始まったばかりだからね」

