
皆さんは、身近な家族の「意外な一面」を知って驚いたことはありますか?
なかには、おじいちゃんの認知症をきっかけに、今まで聞いたこともなかった「青春時代の物語」に出会ったという方もいるようで……。
今回MOREDOORでは、祖父母と孫の微笑ましいエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
Aさんの場合
私の祖父は認知症を患っており、時々、私が孫であることを忘れてしまうことがあります。
大好きなおじいちゃんに忘れられてしまうのは、やはり寂しさが全くないと言えば嘘になります。
しかし、そんな状況だからこそ訪れた「不思議な時間」がありました。
心の距離が縮まった時間
ある日、祖父母の家で一緒にご飯を食べていたときのことです。
食卓には、祖父の大好物であるホクホクの焼き芋が並んでいました。
すると、祖父が満面の笑みで自分のことを語り出したのです。
学生時代に夢中になっていたスポーツの話、実は密かに大好きだった食べ物のこと……。
隣で聞いていた母や祖母も、「そんな話、今まで一度も聞いたことがないわ!」と目を丸くして驚くばかり。
私が「孫」という枠を外れた存在になったからこそ、祖父は誰にも話してこなかった大切な思い出の扉を開けてくれたのかもしれません。