7割が「自己責任」と回答 広がる誤解
3月4日の「世界肥満デー」にあわせ、日本イーライリリーと田辺ファーマは肥満症の正しい理解を広げる啓発活動を実施しました。

背景には、肥満が「自己責任」と捉えられがちな現状があります。両社が実施した調査では、一般生活者の約7割、医療従事者の6割強、当事者の約9割が「自己責任」と回答しました。こうした認識が相談や治療の機会を遠ざけているとして、「その肥満、肥満症かも?」プロジェクトを展開しています。

両社は、①肥満と肥満症は区別すべきであること、②肥満や肥満症を自己管理や意思の問題とする風潮があること、③肥満症は医療機関で相談できる疾患であること――の3点を強調しました。
また、本活動は特定医薬品の販売促進を目的としないことも明言しています。
正しい理解が治療への第一歩に

肥満症は、自己管理の有無だけで語れるものではありません。医学的な背景があり、医療機関で相談できる疾患であるという事実を、まずは社会全体が共有することが求められています。
「ひとりで抱え込まなくていい」。そうしたメッセージを、より多くの人に届けられるかどうかが今後の課題となりそうです。
<取材・撮影・文/櫻井れき>
