4. もみじ
カツカレーは一般的な量と比べて普通サイズでも大盛り。デフォルトで大盛り! ライスも大盛り。なのでお客さんの多くが「ライス少なめで」と事前に伝えている。そこにマカロニサラダと味噌汁がついてくる。これでたったの950円。奉仕価格だとしても安すぎる。奉仕しすぎている感がハンパない。大将も店員さんも優しすぎる。まさにカツカレーで癒やされる場。
気になる味だが、大満足のおいしさ。カレーはかなり粘度強めで旨味濃厚。極めて強いコクがライスの甘味とともに味覚を潤す。日本の古き良き昭和的カレーライスの正統進化系にも思える。
カツは極めて微細で繊細な衣が豚肉を包んでおり、この衣がカレーに究極的マッチ。カレーの具としての役割を果たす。豚肉はどの部分から食べても安定して柔らかく、そしてしっかり肉汁を感じさせてカレーのおいしさを盛り上げる。
「もみじ」(東京都中央区日本橋本町4-2-13)
5. キッチン南海 神保町店
この店は手軽に食べられる洋食の店として定評があるが、やはり一番人気はカツカレー。あまりにも人気がありすぎて、ランチタイムにもなると大行列ができる。それでも数分で入れるのは、回転率が良いから。カウンター席とテーブル席があるが、どんどんお客さんを詰め込むので相席は当たり前。カップルで行っても、同僚と行っても、はなれ離れは覚悟のうえ。
注文から数分で素早く出てくるカツカレー。揚げたてのとんかつなので、カレーとライス、そしてとんかつから、ものすごい勢いで湯気がのぼる。まだ食べる前だというのに、湯気とともに立ちのぼる薫りがその美味しさがを語る。
やや薄めのとんかつは、しっかりと衣にカレーをまとわりつかせ、ライスとともに頬張ると旨味が押し寄せる。しかしながら、スパイシーではない。それでも濃さを感じさせるのは、カレーに溶け込んでじっくりと煮込まれた野菜の旨味だろう。これは確かに美味しい。そして万人受けする味だ。
「キッチン南海 神保町店」(東京都千代田区神田神保町1-39-8)
