WBC1次リーグC組では台湾戦を13-0(3月6日)、韓国戦を8-5(7日)、オーストラリア戦を4-3(8日)で3連勝し、準々決勝を決めた侍ジャパン。
第1戦で大谷翔平が満塁ホームラン、第2戦では鈴木誠也が2打席連続弾、第3戦では吉田正尚が逆転2ランを放ち、メジャー組の活躍が際立った。
3月10日は1次リーグ最終戦となるチェコとの戦いが待ち受けるが、これまでの3戦を振り返り、野球解説者の掛布雅之氏は今後、懸念される点を3月9日の「4チャンTV」(毎日放送)で、ズバリ指摘した。
「いいところで全てホームランで勝っている、ということですよね。これは日本の東京ドームならではの野球で、そこでホームランで勝ったと。だからみなさん、派手な勝ち方なんで安心はしてると思いますけど、アメリカに行ったらこういう野球はできないと思うので、まだまだ心配なところはある」
準々決勝以降の舞台となる米フロリダ州マイアミでは、ホームランに頼らない野球の必要性を強調したのである。
また、オーストラリア戦、2-1で迎えた8回、代打で値千金の適時二塁打を放ち、2点差に広げた佐藤輝明についてはこう評価。
「結果が出て意味のあるヒット。初球から振りにいった勇気ですね。佐藤はゲームが終わった後、すごく安心していますし、落ち着いてアメリカに行けると思う。最後のチェコ戦はたぶん、打席がもらえると思う」
さらに日本の今後のポイントを聞かれると、きっぱり。
「近藤(健介)選手だと思いますね」
この3試合は12打数無安打で、打率0割と絶不調の近藤について、
「ぜひ井端(弘和)監督、チェコ戦に近藤選手をスタメンで使って、嫌なものを振り切って近藤選手をアメリカに飛ばしてもらいたい」
スタメン起用の継続を訴えたのだった。
侍ジャパンはチェコ戦後、3月15日からアメリカで準々決勝を戦う。これからの試合では選手起用も含めて、ますます井端監督の手腕が問われることになる。
(鈴木十朗)

