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新世代F1マシンに批判の大合唱……メルセデス代表は違和感「前のマシンが最高だったなんて、当時誰か言ってたかい?」

新世代F1マシンに批判の大合唱……メルセデス代表は違和感「前のマシンが最高だったなんて、当時誰か言ってたかい?」

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、2026年の新レギュレーションに対する批判的な反応に対し、ファンの意見をドライバーの意見よりも重視すべきだと語った。

 2026年のF1は、シャシーとパワーユニット(PU)の両面でレギュレーションが大変更。特にPUは、電力への依存度が大きく高まった。

 しかしこの変更は物議を醸している。PUにおける電力の依存度が高まったことで、走行中のエネルギーマネジメントの重要さも増し、ストレート走行中にシフトダウンしなければいけないといった”不自然な”テクニックを使う必要もある。

 この状況について各ドライバーは、F1開幕戦オーストラリアGPの際に率直な意見を述べた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「もっと良くすべき」だと語り、ハースのエステバン・オコンは「ドライブするのが苦痛だ」と酷評した。さらにキャデラックからF1復帰を果たしたセルジオ・ペレスは、「自分が慣れ親しんだF1とは全く違う」と評価した。

 中でも最も批判的なのは、マクラーレンのランド・ノリスであろう。ノリスはレースがより「人工的で危険」になり、F1は「史上最高のマシン」から「おそらく最悪のマシン」へと変わってしまったと発言した。ノリスは、昨年チャンピオンを獲った時に乗っていたグラウンドエフェクト・カーについても言及。昨年までのマシンについて、はるかに速く、ダウンフォースも大きかったと語った。

 しかしメルセデスのウルフ代表は、これらの意見に反論。前世代のマシンを高く評価するドライバーなど、当時は誰もいなかったと語った。

「以前のマシンを特に高く評価し、最高のマシンだという意見を、ドライバーたちから聞いたことなどないね」

 ウルフ代表はそう語った。

「我々はノスタルジックな気持ちになり、過去の出来事を振り返る傾向にある。しかし我々は皆、このスポーツの関係者だ。素晴らしいショー、世界最高のマシン、そして最高のドライバーが必要だ。そしてファンの皆さんにとってエキサイティングであること。だからこと、我々は結果だけを見る必要がある」

「ドライバーの視点も重要なモノのひとつだ。しかし……ステファノ(ドメニカリ/F1のCEO)は、最も重要なことは、ファンがそれを気に入っているかどうかだと言うだろう。我々が注目すべきことはまさにそれだ」

「そして微調整が必要なのであれば、F1は常にそういう決定を下す柔軟性があると考えている」

 なお先日行なわれたオーストラリアGPは、混沌としたレースとなり、オーバーテイクは1年前の同レースと比べて75回も増えた。これをファンが楽しんだか、あるいはそうではなかったかは、今後の分析を待たねばならないだろう。そしてドメニカリCEOは、それを重視しているはずだ。

 そして全てのドライバーが、新しいレギュレーションを批判しているわけではないことも付け加えておかなければいけない。オーストラリアGPを勝ったメルセデスのジョージ・ラッセルは、この新レギュレーションに「もう少し猶予を与えなければいけない」と語り、チームメイトで2位となったアンドレア・キミ・アントネッリは「皆が予想していたよりも良かった」としつつ、「この新レギュレーションについて実際にコメントする前に、あと数レース待つ必要がある」と語った。

 ただポジティブな見方をしているふたりは、開幕戦を圧倒的な強さで制したふたりであり、そう語るのは当然だと言うこともできる。

 ウルフ代表も、久々のタイトル獲得に、期待感を示している。

「今、チームには大きな満足感を感じている」

 そうウルフ代表は付け加えた。

「かつて我々は、8年連続でのチャンピオン獲得という素晴らしい記録を残した。しかしその後は、非常に厳しい時期もあった」

「それでもレースに勝ち、チャンピオンシップで2位になったこともあった。しかしワンツーフィニッシュという堅実な結果を残したことで、シーズンの先行きに期待をしている。つまり、ワールドチャンピオンを狙えるということだ」

「苦しい時期を乗り越えて、こうやって立ち直った方が、きっと気持ちが増すと思う。だから、みんなに対して心から感謝しているんだ」

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