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F1海外記者の視点|アストンマーティン、大惨事でもホンダを”犠牲”にするのはかなりヤバい「マクラーレンと同じ」

F1海外記者の視点|アストンマーティン、大惨事でもホンダを”犠牲”にするのはかなりヤバい「マクラーレンと同じ」

2026年シーズンから新たにタッグを組んだアストンマーティンとホンダ。彼らの船出はトラブル続出の厳しいモノになっているが、その中でアストンマーティンのホンダに対する批判的な姿勢が、両者の関係に大惨事を引き起こしていると、英国のモータースポーツジャーナリストが指摘する。

 新レギュレーションが導入された2026年は、アストンマーティンにとって大きな転換点になると期待されていた。チームオーナーのローレンス・ストロールは、ファクトリー施設や風洞のアップグレードに莫大な資金を投じ、さらに元レッドブルの伝説的F1デザイナーのエイドリアン・ニューウェイを迎えるなど、大規模な改革を進めてきた。

 F1に復帰したホンダのパワーユニット獲得もそのひとつだ。独占供給によるワークス体制の構築によって、アストンマーティンへの期待はより高まった。

 しかしその大きな期待とは裏腹に、チームは厳しいスタートを切った。プレシーズンテストから問題が続発して、走行を重ねられないまま開幕を迎えてしまった。

 開幕戦オーストラリアGPで走る前から「レースを完走できない可能性が高い」という警告まで出ていた。そして実際、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのふたりともリタイアに終わった。

「大惨事だった。最初から最後まで完全に大惨事だ」

 Netflixの人気F1ドキュメンタリーにも出演している英国のモータースポーツジャーナリスト、ウィル・バクストンは、『Up To Speedポッドキャスト』でアストンマーティン・ホンダについてそう語っている。

「アストンマーティンがなんとかマシンをグリッドに並べ、スタート直後に数台を抜き、予想より多く周回した。アロンソは何周か遅れていたにせよレースに復帰した……そういうことを成功のように描き出そうとしてはいけない」

「これは大惨事だ。今年こそが勝負の年になるはずだった。ニューウェイのマシンに、ホンダのエンジン……ローレンス・ストロールは今年のレギュレーション変更にすべてを賭けていた」

「今年こそ戦うはずだった。しかし実際はそうなっていない」

 アストンマーティンとホンダの開幕戦をそう評したバクストン。そして同時に彼はアストンマーティンがホンダとの関係を最悪の形でスタートさせてしまった点を指摘している。

 ホンダのトラブルそのものはともかく、アストンマーティンがホンダに責任を押し付けているように見える点を、バクストンは問題視している。

 タッグを組んだ最初のレースから、ホンダに対して公然と批判を行ない責任を押し付ける姿勢が、2010年代に大失敗に終わったマクラーレン・ホンダの二の舞いになる可能性を懸念しているのだ。

「今のアストンマーティンには大きな問題がふたつある」

「ひとつは壊れかけているエンジンだ。そしてもうひとつは、ホンダとの関係を最悪の形でスタートさせてしまったことだ。正しいか間違っているかは別として、ホンダを犠牲にしてしまった」

「彼らは契約を結んだ時点で、ホンダの状況をきちんと調査していたのだろうか」

「もし調査していなかったなら、それはやるべきだった。ホンダのプログラムの多くの人材がレッドブル・パワートレインズなどに移ったことは、誰にとっても驚きではなかったはずだ」

「もしすべての責任をホンダに押し付けるなら、それはマクラーレンがやったのと同じことだ」

「そしてホンダがようやく立ち直り始めた頃には、ホンダはマクラーレンに嫌気がさしてレッドブルへ移った。そしてレッドブルは、その間ホンダが積み重ねた努力の成果をすべて享受することになった」

「最初の週末からホンダを公然と貶めるようなことをすれば、関係に大きなダメージを与えかねない。日本の文化では誇りと忠誠心が非常に重要なんだ」

「正直言って、最初の週末が終わる前に関係を完全に壊してしまった可能性すらあると思う」

「それは何よりも深刻な問題だ。あらゆる意味で完全な大失敗と言えるだろう」

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