
DOMOTOの堂本光一が、3月10日に都内で開催された「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」の大ヒット御礼舞台あいさつに岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭と共に登壇。公開後の反響を語ったほか、仕事以外で映画に行ったことがないと話す場面があった。
■海底にある「カイエン国」を舞台にした新たな物語
“転スラ”の愛称で親しまれる「転生したらスライムだった件」は、通り魔に刺されて亡くなったサラリーマン・三上悟が異世界でスライム(リムル=テンペスト)として転生し、仲間たちと共に理想の国作りを目指して奮闘する物語。TVアニメもこれまでシーズン3まで放送され、4月からはシーズン4が放送される。
劇場版第2弾となる今作は原作・伏瀬の原案&完全監修によるストーリー。水竜を守り神と崇める、海底にある国「カイエン国」を舞台に新たな物語が描かれ、公開初日(2月27日)から3月2日まで4日間の動員は24万人、興行収入3.2億円超えの好調なスタートを切った。
本作で、カイエン国の大臣で物語の鍵を握るオリジナルキャラクター・ゾドンの声を担当する堂本は、公開後の反響を聞かれると「ミュージカルの稽古場からこっちに来たんですけど、子どもたちがいっぱい出ているので『転スラ』って言ったら『うわー!転スラ!!』って(興奮の身振り手振り)。さすが転スラだなと思いました」と、ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の稽古場での子役たちの熱狂ぶりを伝えた。
また、強烈なキャラクターだったゾドンの役作りについて聞かれると「気持ち良くやろう、という感じでした。だって絶対あんなセリフを言わないじゃないですか。例えば女性に対して『もうおまえは俺の嫁だ』みたいな。普通に考えたらキモい野郎ですよ(笑)。そこをもう気持ち良くやってやろう、という感じでした」と答え、「今までの経験をここに当てていかないと、自分が何で呼ばれたのかという意味も分からない。声優さんがやれば一番いいわけですから。そういった意味では、舞台の経験とか、共通する部分を自分なりに当ててみた感じですね」と恐縮しながら打ち明けた。
■新生活を迎える人へ「この世の終わりじゃないよ」
そんな中、4月からTVアニメのシーズン4も始まるということにかけて、新生活を迎える人へのアドバイスを求められると、堂本は「自分のやっている仕事は毎日違う現場に行くし、そういう意味では毎日が新しいことなんですよね。毎日同じ職場に行ってとかは絶対できないし、そういった仕事をされている方を尊敬するし、僕から何かを言えることってあまりないなと思う」とした上で、「例えば小学生の頃、リコーダーを家に忘れただけで『この世の終わり』って思いましたよね。『やっちまったー!』って。でも、『この世の終わりじゃないよ』ってことを教えてあげたいですね」と、ジェスチャーを交えて力説。
続けて「いいことも悪いこともたくさんこれからも起きるじゃないですか。でも、悪いことが起きたときってそれが全世界のすべてって思うんですよね。そんなことねえ!ってことぐらいですかね」と失敗したときに必要以上に悩まないことを強調した。
一方、ヴェルドラ役の前野は「高校卒業と同時に上京して、声優の道に進んだんです。2001年頃にこっちに出てきて、新生活をスタートしていく上で、ものすごくエンタメに力をもらっていたなと。アニメやゲーム、そして音楽」と述懐し、「音楽で言うと、ご本人を前にして言うのもあれなんですけど、『ボクの背中には羽根がある』とか『情熱』とか『D album』の『エンジェル』とか…僕は本当に数々のDOMOTOさんの楽曲で力を頂いてきた」とさらりとDOMOTOの楽曲を挙げると、堂本も「アルバムまで!?すごい!」と仰天。
あらためて前野は「エンタメって身近にあふれているじゃないですか。心を豊かにしてくれるものだと思いますし、今回の『転スラ』の劇場版も、4月からのTVアニメも皆さんの心を豊かにするエンタメの一つで、長く寄り添っていられたらなと。エンタメの力をたくさん活用して、新しいステージに果敢に挑戦していってほしいなと思います」と“DOMOTOファン”ぶりものぞかせつつ、真摯(しんし)に呼び掛けた。
さらに、本作が3月20日(金)からシリーズ初の4DXでの上映が決定したことも発表に。岡咲から4DXを経験したことがあるかと問われ、堂本は「私は映画館にも行ったことがないので…。こちら側(壇上)しか知らないです」と告白。
これには登壇者一同「えーっ!?」と驚き、すかさず前野が「映画館の椅子でキスを夢中でしましたやん!」と、DOMOTOのデビュー曲「硝子の少年」の歌詞を持ち出す粋なツッコミを入れ、会場からは大きな拍手が。見事な返しに堂本も笑いながら「そんな経験全くないですよ。こっち側でテキトーなことばっかり言ってるだけです」とこぼし、前野は「そうなんですね(笑)。意外でした。お忙しいですもんね」と慮っていた。
「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」は全国公開中。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

