雪の上に戻れた喜び
フィニッシュラインを越えた瞬間、安堵感が広がった。
「ゴールできたことの安心感がありました。このコースは何があるかわからないというのが一番だと思うので、本当にゴールが見えてよかったなと心から思いました」
結果は銀メダル。本音を言えば複雑な心境だ。なぜなら全力を出し切ったわけではないという思いがあったからだ。けれども、「難しいコースだからこそ、きちんとゴールをしたらいいことがあるんだなと感じました」。快活な村岡らしく、笑みを交えながらそう振り返った。
冬季パラリンピックでは、自身10個目のメダルとなったphoto by SportsPressJP/AFLO
復帰初戦でつかんだ銀メダルは新しい物語の始まりだ。
「なんだかんだ言ってもやっぱりメダルが獲れたという安心感はあるので、これ以降は本当に楽しいレースができたらいいなと思います」
葛藤を抱えながら恐怖を乗り越え、再びパラリンピックのスタート台に立った冬の女王。村岡の挑戦は、続いていく。
edited by TEAM A
text by Yumiko Yanai
key visual by AFLO SPORT
