学びを地域へ これからも続くフェアトレードの活動

今回の受賞について小藤さんは、大学生活の中で力を入れて取り組んできたフェアトレードの啓発活動が評価されたことを、大変光栄に感じていると語っています。大学での活動のきっかけとなったのは、2022年に所属していた環境ISO学生委員会で企画を考える機会があったことでした。高校の授業で学んだフェアトレードの考え方が印象に残っており、そのテーマをもとに啓発活動を始めたのだといいます。
子どもたちにも楽しくフェアトレードを知ってもらえるよう、絵本やワークショップを企画しながら活動を続けてきました。また、千葉市が2026年のフェアトレードタウン認定取得を目標としていることもあり、市内で行われるフェアトレードイベントにも積極的に参加してきました。
大学では社会学を専攻しており、地域というフィールドで学びを深めながら社会課題に向き合えることにやりがいを感じていたそうです。学生委員会を引退した現在も、市民団体である「千葉市フェアトレード推進グループ」の副代表として活動を続けています。
そしてこの春からは、千葉市職員として働くことが決まっています。小藤さんは、今回の受賞やフェアトレードタウン認定を「活動のゴールではない」と捉え、これからもフェアトレードの取り組みを広げていきたいと考えているそうです。大学での学びや経験を生かしながら、地域の実情に寄り添える市職員を目指したいという言葉には、これまでの活動を大切にしながら次の一歩へ進もうとする思いが感じられます。
学生の挑戦から始まったフェアトレードの取り組みは、これからも地域の中で広がっていきそうです。
国立大学法人 千葉大学 概要
千葉大学は、1949年に設立された国立大学で、千葉県千葉市に所在する総合大学です。人文・社会科学から自然科学、医療、工学まで幅広い分野の教育と研究を行っており、日本を代表する国立大学の一つとして多くの人材を社会に送り出してきました。大学の歴史は、1872年に創設された教育機関などを源流としており、複数の学校が統合される形で現在の大学が誕生しました。
現在は複数の学部・大学院を擁する総合大学として、多くの学生が学んでいます。文学部や教育学部、医学部、工学部、園芸学部など多様な分野の教育研究が行われており、学際的な学びを通じて社会課題の解決に取り組む人材の育成にも力を入れています。
