MotoGPクラスに参戦して以来ドゥカティ陣営に属してきたVR46。2027年に向けては鞍替えの噂もあったが、最終的に彼らはドゥカティ継続を選ぶようだ。
VR46はバレンティーノ・ロッシのチームとして2022年にMotoGPクラスへの参戦をスタート。その時からチームはドゥカティと契約し、デスモセディチGPを使って戦っている。
しかしレギュレーションが大きく変わる2027年シーズンに向けて、VR46が他陣営に移るのではないかという憶測も広まっていた。現行のドゥカティとの契約が2026年限りとなる中、ロッシと密接な関係を持つヤマハへ移るのではないか、といった可能性も取り沙汰され、それ以外にもアプリリア陣営へと移るのではないか、という報道もあった。
VR46のディレクターを務めるアレッシオ・サルッチはmotorsport.comの取材に対し、2027年にパートナーシップを組む可能性について、アプリリアから打診があったと認めている。しかし、ドゥカティ陣営からの離脱を真剣に検討したことは一度もなかったと主張した。
「アプリリアとは少し話をした。彼らが話をしたいと言ってきたからだ。我々は紳士だからね」
motorsport.comの独占インタビューに、サルッチはそう話した。
「マッシモ・リボラ(アプリリア・レーシングCEO)のことは何年も前から知っている。もう22年も前の話だが、バレンティーノ・ロッシがフェラーリでF1テストをしたとき、2004年にそのプロジェクトを管理していたのがリボラだった」
「彼はとても良い人物で、優れたマネージャーでもある。だから2回か3回ほど話をした。『なぜ話してはいけない?』という感じだ」
「しかし、ドゥカティから移ることは一度も考えなかった」
サルッチによれば、VR46とドゥカティの契約交渉は現在最終段階にあり、1ヵ月以内に合意する可能性が高いという。motorsport.comの調べでは、彼らの契約は2029年までをカバーするモノになる見込みだ。
「契約締結はかなり近い。残っているのは本当に小さな細部だけだ。おそらく来月になると思う。我々はドゥカティとの再契約にとても近づいている」
また、ドゥカティとの関係に満足しているかと問われると、サルッチはこう答えた。
「もちろんだ。世界で一番のバイクだからね」
なお2027年の大規模な技術レギュレーション変更が注目を集めている一方で、チームとメーカーは同時に、MotoGPを運営するMotoGPスポーツエンターテインメント(旧ドルナ)との新たな商業契約についても交渉を進めている。
この契約が最終決定されるまでは、多くのチームが2027年のライダーラインアップやメーカーとの提携を正式発表しない可能性が高いとみられている。

