●設置数は約5.9万 8000mAh 急速充電対応モデルも展開予定
話を聞いたのは、グループCPOで執行役員の広瀬卓哉さん、マーケティング部統括部長の石橋晋さんの2人。早速話を聞いてみよう。
──CHARGESPOTの事業について。
広瀬さん(以下敬称略) 2018年からこのシェアリングサービスを展開しています。創業者の秋山は、日本と中国・香港とを行き来しながらビジネスを展開していました。そこで、モバイルバッテリーのシェアリングサービスが普及していることを目の当たりにし、日本でも事業展開しようという運びになりました。
──現在はどれぐらいの設置台数になっているんですか。
石橋さん(以下敬称略) 現在は約5.9万(※2025年12月時点。グローバルでは8.7万台)となっています。
──駅やコンビニなどでもよく見かけることがありますが、どこに展開を?
石橋 国内外ですね。香港、台湾、シンガポール、オーストラリア、ヨーロッパなど、9地域で展開しています。海外で借りて日本で返す、なんてこともできてしまうんですよ。
また、クレジットカードをタッチして借りられるモデルも最近投入しました。最近は飛行機への持ち込みも規制が厳しいですから、インバウンド客には非常に好評です。
──モバイルバッテリー本体について。
広瀬 現在展開しているものは、5000mAhの容量となっています。ライトニングケーブル、USB Type-C、マイクロUSBの3つのケーブルが付属しており、ほぼすべてのデバイスに対応しています。中身の部分、バッテリーセルは同じなんですが、何度かマイナーチェンジを繰り返して、現在の形となっています。
特に故障で多いのが、ケーブル部分です。ここはセルよりも早く劣化してしまうので、継続的に改良を加えているところですね。
広瀬 ただ、スマートフォンのバッテリー容量も年々大きくなっています。今後は、8000mAhで18Wの急速充電に対応した新型の投入も予定しています。
●某有名メーカーでも使われている信頼性高いバッテリーセルを使用
──安全性に関する取り組みは。
広瀬 まず、信頼性の高いバッテリーセルを使用しています。某大手スマートフォンにも使われているバッテリーを手掛けるATL社で製造しており、高い安全性と品質がすでに保証されたものになっています。
もちろん、国際的に展開していますから、PSEマーク、CEマーク、UN38.3などの各国の認証も取得済みです。本体についても、過充電保護、過放電保護、短絡保護、温度検知機能など、基本的な保護機能を備えています。
──検査体制については。
広瀬 工場は中国にあるのですが、そこでの自主検査に加えて、外部機関による検査、出荷前の落下検査や充放電検査といった各検査を実施しております。
また、われわれでも現地に研究開発センターを構え、工場側と密にやり取りしながら、品質体制などを確認しています。ときには、直接出向いて確認することもあります。

